警視庁捜査ファイル～さくら署の女たち 第01話

第1話／名倉（平野貴大）という男が殺害され、警視庁きっての元豪腕刑事・高峰（津川雅彦）が容疑者として浮上した。花（高島礼子）と真琴（とよた真帆）は事情を聞くが、高峰は事件への関与を否定。近所の主婦の話では、半年ぐらい前から妻の姿が見えなくなったとのことで、現在高峰は一人暮らし。事件当夜、自宅にいたという彼のアリバイを証明できる者は誰もいない。高峰は7年前、被害者の名倉を恐喝で逮捕していたことが判明。さらに名倉の行きつけの店「味平」で一人飲んでいた高峰は、名倉を訪ねてきた大隈（木村昇）という男を殴りつけていたという。主人の味平（藤田まこと）によると、高峰は自分を刑事だと名乗り、警察手帳らしきものを見せていたという。官名詐称の容疑で高峰を逮捕した花は、現役刑事時代に暴力団と裏取引をしていたことをネタに金を要求してきた名倉を殺害したのでは、と自供を迫る。だが、いくら捜査しても決定的な証拠を見つけられず、のらりくらりと取調べをはぐらかす高峰を追い込むことすらできない。そんな折り、突然若い男女がそれぞれ自分たちこそが名倉を殺害した犯人だと自首してくるが…。