徹子の部屋 ＜鎌田實＞地方医療に取り組み50年！（2025/05/16放送分）

＜鎌田實＞地方医療に取り組み50年！／食事と少しの運動で病気にならない体作りを訴え続けて50年になる医師の鎌田實さん。医師として初めて勤めた諏訪中央病院は累積赤字が4億円の人気のない病院だった。健康教室を開き女性陣に「塩分控えめで、具沢山な味噌汁を…」と訴えても、「嫁は我が家の味を引き継げばいいと夫に言われるから無理」と言われてしまった。なんとか男性陣にも話を聞いてほしくて食事の誘いは断らず夢を語り続けたところ、だんだんと「鎌田先生は本気だ」と信頼し協力してもらえるようになり、今では若い医師が全国から集まってくるような人気の病院になったそう。心臓病で早くに亡くなった母の存在が医師を目指したきっかけだった。高校3年で医学部に進学したいと父に打ち明けたとき、「貧乏人は働きなさい」と反対され大喧嘩に。最後は父に許してもらったが、「貧乏人が医者にかかる時の気持ちを忘れるな」と言われた。母の治療費のため懸命に働く父の姿は76歳の今でも忘れないという。