チ。 -地球の運動について-

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第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞ほか、数々の賞を席巻。若き天才作家魚豊(うおと)が世に放つ、地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たちの物語。舞台は15世紀のP王国。教会が人々の心や科学までも支配している時代で、教会の教えのなかで最も大切なひとつが、地球が宇宙の中心でその周りを惑星が動いているとする『天動説』だった。『天動説』がこの世の真理だとされ、その教えに背く者は『異端者』というレッテルを張られ、激しく弾圧された。この時代を生きているのが、飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。彼は周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。が、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。ある日、彼はフベルトという謎めいた学者と出会う。異端思想に基づく禁忌に触れたため拷問を受け、投獄されていたというフベルト。彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的な『ある仮説』だった--。
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チ。 -地球の運動について- 第11話

チ。 -地球の運動について- 第11話

11話 『血』/異端審問官の教育を任されたノヴァク。淡々と異端者を拷問する姿に衝撃を受ける新人審問官は本当にこんなやり方が正しいのかと疑問を抱く。一方バデーニは「地動説」が完成したことをヨレンタに報告し祝杯を挙げる。今後の夢について語り合う中、現れるはずのない男が現れる。
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チ。 -地球の運動について- 第12話

チ。 -地球の運動について- 第12話

12話 俺は、地動説を信仰してる/ヨレンタの父はノヴァクだった。バデーニが天文の研究をしていると知ったノヴァクは調べさせて欲しいと言い出す。バデーニはノヴァクを小屋へ案内する。室内を捜索し異端の疑いはなしとするノヴァクだったがそこにあるはずのないものを見つけて密かに疑念を深めるのだった。
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チ。 -地球の運動について- 第13話

チ。 -地球の運動について- 第13話

13話 『自由』を/自らの命を賭してバデーニを逃がしノヴァクと対峙するオクジー。戦いの末、瀕死の重傷を負ったオクジーが目覚めるとそこは異端審問所の医療施設。ノヴァクが話を聞き出すために敢えて生かしておいたのだ。おそらく、拷問は通じない、と考えたノヴァクが取った行動とは--。
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チ。 -地球の運動について- 第14話

チ。 -地球の運動について- 第14話

14話 今日のこの空は/ノヴァクから苛酷な拷問を受け続けるオクジー。見かねたバデーニはついに自白してしまう。こうして地動説の資料は押収され二人は死刑を宣告される。運命を受け入れる二人だが地動説は決して終わらせない。その信念のもとある策に一縷の希望を託し二人は絞首台へと上っていく。
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