チ。 -地球の運動について- 第12話

チ。 -地球の運動について- 第12話

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12話 俺は、地動説を信仰してる/ヨレンタの父はノヴァクだった。バデーニが天文の研究をしていると知ったノヴァクは調べさせて欲しいと言い出す。バデーニはノヴァクを小屋へ案内する。室内を捜索し異端の疑いはなしとするノヴァクだったがそこにあるはずのないものを見つけて密かに疑念を深めるのだった。
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チ。 -地球の運動について- 第01話

チ。 -地球の運動について- 第01話

1話 『地動説』、とでも呼ぼうか/15世紀ヨーロッパ。飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。彼は当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。が、天文への情熱が捨てられずにいた。ある日フベルトという学者と出会う。彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的な「ある仮説」だった--。
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チ。 -地球の運動について- 第02話

チ。 -地球の運動について- 第02話

2話 今から、地球を動かす/「地動説」はラファウに衝撃を与える。異端思想であると理解しつつも知的探究心は抑えられない。そんな折フベルトは異端審問官ノヴァクに捕らえられ処刑されてしまう。彼がラファウに託したのは天体を模したペンダントだった。ラファウは秘められたメッセージを読み取り--。
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チ。 -地球の運動について- 第03話

チ。 -地球の運動について- 第03話

3話 僕は、地動説を信じてます/フベルトの異端思想「地動説」をラファウが受け継いだと察知したノヴァクは義父ポトツキに揺さぶりをかける。ポトツキの裏切りにより捕縛されるラファウ。「地動説を捨てれば全て赦される」--裁判所で選択を迫られたラファウは、信じられない行動を取る。
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チ。 -地球の運動について- 第04話

チ。 -地球の運動について- 第04話

4話 この地球は、天国なんかよりも美しい/ラファウの死から十年後。代闘士オクジーは日銭を稼ぐだけの生活で現世に希望を見出せず早く天国に行くことだけを願っていた。ある日異端者を護送する任務を負うことになる。その異端者の言葉に警戒心をもつオクジー、一方徐々に心を動かされていく同僚のグラスだったが--。
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チ。 -地球の運動について- 第05話

チ。 -地球の運動について- 第05話

5話 私が死んでもこの世界は続く/異端者に感化されたグラスは任務を放棄しノヴァクと敵対する。命からがら逃げ延びたオクジー達は山奥で古びた石箱を発見。この中身の価値を知り得る人物に心当たりがあるとグラスは言う。オクジーは元の生活に戻ることを望んだがある事態が彼に否応なく決断を迫ることになる。
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チ。 -地球の運動について- 第06話

チ。 -地球の運動について- 第06話

6話 世界を、動かせ/異端者とグラスの両者から想いを託されたオクジーが訪ねたのは修道士バデーニ。彼は優秀だが独善的で、とある思想上の禁忌に触れたことで修道院を追放された身だった。オクジーの言葉を信じようとしないバデーニだったが石箱の中身に触れあまりの衝撃に予想外の行動を見せる。
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チ。 -地球の運動について- 第07話

チ。 -地球の運動について- 第07話

7話 真理のためなら /石箱の中身は地動説に関する資料だった。バデーニは証明すべく観測記録を持つ者との接触を図る。一方、天文研究所で働くヨレンタは女性であるというだけで研究員として扱われず雑用係に甘んじていた。そんな折、街の掲示板にとある天文に関する問題が出題されているのを見る。
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チ。 -地球の運動について- 第08話

チ。 -地球の運動について- 第08話

8話 イカロスにならねば/天文に関する難問を解いたヨレンタに接触するバデーニ。成果を否定するヨレンタだったがバデーニは彼女の聡明さを見抜いていた。共同研究を持ち掛けられ揺れ動くヨレンタ。迷いの理由は天文研究所の所長であり天文学の権威・ピャスト伯の存在が影響しているようなのだが--。
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チ。 -地球の運動について- 第09話

チ。 -地球の運動について- 第09話

9話 きっとそれが、何かを知るということだ/ピャスト伯は先代から受け継いだ「完璧な天動説の証明」に残り少ない命を捧げていた。観測記録を提供して欲しいというバデーニらの申し出をピャスト伯はある条件を満たせば承諾するという。それは「満ちた金星」を観測することであった。オクジーはその重責に耐えられるのか。
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チ。 -地球の運動について- 第10話

チ。 -地球の運動について- 第10話

10話 『知』/ピャストの死から数ヶ月、バデーニは地動説の完成に没頭し。オクジーはヨレンタから文字を教わり自身の心境を綴るようになるがバデーニはその行動に一切の価値を認めず進まない研究に苛立ちを隠せずにいた。一方、教会では司教が異端審問官を増員し弾圧を強めようとしていた。
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