生きるとか死ぬとか父親とか
主人公・蒲原トキコ(吉田羊)は約20年前に母を亡くし、今では父の蒲原哲也(國村隼)がたった一人の肉親。愛嬌はあるが破天荒な70代の父、独身で勝気な40半ばの娘。ひとたび顔を合わせればギクシャクし一度は絶縁寸前までいった二人だが、今では時々外食しながら話をする関係になっている。そんなある日、トキコは父についてのエッセイを連載することになった。
Sorting
生きるとか死ぬとか父親とか(2021/04/10放送分)第01話
第一話 「結婚とか独り身とか」/ラジオ番組『トッキーとヒトトキ』のパーソナリティであるトッキーこと蒲原トキコ(吉田羊)は、毎週リスナーから寄せられる「お悩み相談コーナー」で大人気。しかしそんなトキコにも悩みが…父親の蒲原哲也である(國村隼)。自由奔放な父に振り回されるトキコだが、ある日、父について“エッセイ”を書こうと決める。
生きるとか死ぬとか父親とか(2021/04/17放送分)第02話
第二話 「老いるとか思い出とか」/ある日、父(國村隼)からの提案で叔母(松金よね子)のお見舞いに行くことになったトキコ(吉田羊)。華道の師範としてバリバリと働き、独身を貫いた叔母は自分で用意したケアハウスに入居した。「外の空気が吸いたい」という願いをかなえるため、トキコはスーパーでの買い物に付き合う。自力で動けない叔母のため…。
生きるとか死ぬとか父親とか(2021/04/24放送分)第03話
第三話 「美容とか見た目とか」/父(國村隼)から、食物アレルギーの疑いがあると一報を受けたトキコ(吉田羊)は、病院に連れていくことに。しかし、診断結果は何事もなく、せっかく来たからという理由で突然「顔のシミを取りたい」と言い出す父。呆れたトキコは学生時代からの女友達である北野(中村優子)とミナミ(石橋けい)に愚痴を言う。
生きるとか死ぬとか父親とか(2021/05/01放送分)第04話
第四話 「時代とか東京とか」/トキコ(吉田羊)のエッセイが掲載された銀座のタウン誌『銀座百点』。それを探しに父(國村隼)と二人で銀座を訪れたトキコ。しかし、最近の銀座はすっかり様変わりしてしまい、思い出の店がいくつも移転したり、なくなったりしていた。何とかお目当ての『銀座百点』を見つけ喜ぶ二人は早めの夕食を取ることに。店に入るなり早速…。
生きるとか死ぬとか父親とか(2021/05/08放送分)第05話
第五話 「嫉妬とか愛情とか」/父親について執筆しているエッセイがネタ切れになってきたトキコ(吉田羊)。幼いころ父と楽しく遊んだ思い出がないという話から、東(田中みな実)に提案され、父(國村隼)と二人で動物園に行くことに。しかし自由気ままに歩き回る父に振り回されるばかりで良いエピソードなどとても作れそうにない。ところが帰りに寄った昔なじみの店で…。
生きるとか死ぬとか父親とか(2021/05/15放送分)第06話
第六話 「子供とか夫婦とか」/トキコ(吉田羊)と父(國村隼)は親戚の結婚・出産祝いに出かけることになった。亡くなった母の姉である伯母(三林京子)とその娘(渡辺真起子)との食事会だが、持っていくご祝儀に新札を用意するのを忘れてしまったトキコは、銀行のATMでキレイなお札を手に入れるべく奮闘。なんとかご祝儀を用意し駆けつけたお祝いの席だが…。
生きるとか死ぬとか父親とか(2021/05/22放送分)第07話
第七話 「不倫とか友情とか」/トキコ(吉田羊)は友人の北野(中村優子)とミナミ(石橋けい)の3人で、いつものように楽しくお酒を飲んでいた。しかし突然、ミナミが泣きながらトイレに駆け込んでしまった。なんとミナミの夫が不倫をしているというのだ。落ち込むミナミを前にアドバイスをするトキコだったが、それを拒絶されてしまう。そしてその様子を…。
生きるとか死ぬとか父親とか(2021/05/29放送分)第08話
第八話 「恋人とかキャリアとか」/トキコ(吉田羊)のもとに、結婚直前で別れた元パートナー・青柳タツヤ(岩崎う大)から「久しぶりに会おう」とのメッセージが。迷ったトキコだったがタツヤが東京を離れることを知り、会うことに。思い出話に花が咲く中、過去の自分の言動を省みるトキコ。仕事がうまくいかず「専業主夫」状態だったタツヤにトキコは心無い態度を…。
生きるとか死ぬとか父親とか(2021/06/05放送分)第09話
第九話 「過去とか娘とか」/トキコ(吉田羊)と父(國村隼)は母のお墓参りに行く。母(富田靖子)との思い出話をしているうちに、トキコは家族の中で起きたある出来事の始まりを思い出す。時は遡り、20代のトキコ(松岡茉優)。C型肝炎で入院する父を毎日のように見舞う若き日のトキコと母だったが、なんと母自身にも癌がみつかってしまう。
生きるとか死ぬとか父親とか(2021/06/12放送分)第10話
第十話 「母親とか懇願とか」/父(國村隼)のことだけでなく、亡き母(富田靖子)のことについても、ありのままを書こうと決めたトキコ(吉田羊)は、お互い今まで触れてこなかった話を父に持ちかける。20代のころのトキコ(松岡茉優)は父と母を同時に介護する過酷な日々を送っていた。そしてある日、双方に決定的な事件が起こる。