A Tale of Thousand…
親の金を使い自由な生活を送っていた大学生のティアン。実は心筋炎を患っており、移植手術によってなんとか一命をとりとめた。自分の命を救った心臓提供者に興味を持つティアンは、トーファンという女性が提供者であることを知る。彼女が住んでいたという山中の小さな村へ向かうティアン。そこでトーファンと互いに惹かれあっていた森林警備隊長のプーパーと出会う。
A Tale of Thousand…
有力者の息子である大学生のティアンは親の金を使って自由奔放な生活を謳歌していた。しかしウイルスによる心筋炎を患い、ある夜、友人と遊んでいる最中に発作を起こし倒れてしまう。心臓移植をしないと助からないと言われたティアン。両親は、政府の権力者に便宜をはかってもらい、ティアンに適合する心臓を優先的に手に入れ、手術は成功する。移植手術から目覚めたティアンは、心臓を提供してくれたであろう女性ともう一人見知らぬ男性の幻が見えるようになっていた。規則では臓器提供者の情報を得られないことになっていたが、父親の部屋に侵入し、提供者の名前を見つけ出す。ティアンは提供者であるトーファンという女性の実家を訪れ、彼女が生前、とある山中の村で小学校教師として働いていたことを知った。金と物にあふれ、何不自由なく育ったティアンだったが、移植を機に不思議な感情が芽生え、自分に心臓を提供してくれたトーファンが送っていた生活に興味をもつようになる。彼女の後を追い、パーパンダーオ村の小学校教師に応募したティアンは、そこで森林警備隊の隊長・プーパーと出会う。実はプーパーとトーファンは互いに好意を持っており、トーファンがプーパーに告白をしたが、その答えを聞く前に彼女は亡くなってしまっていた。トーファンの心臓によって命をつないだティアン。村で生活するうちに、プーパーへの想いが、果たして自分のものなのかトーファンのものなのか思い悩むようになる--。