動乱 第1部海峡を渡る愛／第2部雪降り止まず

向田邦子の代表作「あ・うん」を高倉健主演で映画化。ふたりの男とひとりの女の微妙で不思議な関係を描いた降旗監督作品。友情で結ばれた門倉、水田と、門倉が秘めたる思慕を寄せる水田の妻・たみの3人の微妙な人間模様を描く。太平洋戦争の影が忍び寄る世相を背景に、家族の交流や庶民の喜怒哀楽をユーモアと哀歓を交えて描く。

あなたの大切な想い あなたの大切な人に届いていますか…。亡くなった妻から届いた絵手紙。そこには今まで知らされることのなかった“故郷の海へ散骨して欲しい”という妻の想いが記されていた。さまざまな人生に触れ、想いを胸に目的の地に辿り着いた英二は、遺言に従い散骨する。そのとき、彼に届いた妻の本当の想いとは…。

「斬った張ったの時世じゃねえが、斬らにゃ男の名がすたる！」名曲“唐獅子牡丹”のメロディーに乗せて、高倉健が男の魅力を存分に発揮する人気シリーズ「昭和残侠伝」シリーズ第1弾。終戦直後、瓦礫の街と化した浅草を舞台に、熱血の青年親分が、持ち前の侠気と意気地で新興暴力団に挑戦し、悪を一掃するまでの壮烈な争いを描く。

「さわぐ海鳴り刀と刀！夕日に吠える唐獅子を、無言でみせる任侠一匹！」昭和初期の千葉の漁港町を舞台に、親分を闇討ちした仇を捜す男が、皮肉にもその妹と相愛の仲に。しかもその仇は、悪辣なやくざ網元の客分となっていた。そんな中、恩義を受けた老舗網元が、そのやくざ一派からあこぎな嫌がらせを受け、男は殴り込むが…。シリーズ第3弾。

心の中じゃ兄弟分、渡世の義理が二人を割った！雪に裸の唐獅子牡丹！昭和の初め。渡世の義理が抜かせた刃に、一人の男が片腕を失う。5年後、荒んだ生活を送るその姿を目にした男は、心を痛める。だが、木曽国有林の入札をきっかけに、二人はまた心ならずも白刃を合わさなければならなくなってしまう…。「昭和残侠伝」シリーズ第5弾。

「白木の鞘がまたひと暴れ！唄うぜあの唄、吠えるぜ唐獅子！」昭和の初め、栃木県の石切場を舞台に、心ならずも斬ってしまった榊組三代目、そして卑劣な左右田組の仕打ちに耐える残された妻とその子に仇と名乗ることも出来ず、陰になって助ける秀次郎。背中の唐獅子牡丹の刺青に、やくざ男の悲哀とど根性をみせる任侠大作シリーズ第2弾。

に組の纏は浅草（えんこ）のいのち、ドスで守るぜ、唐獅子牡丹！！昭和初期の浅草。今回は、火消し纏に命を賭ける鳶政一家の男たちが、工事利権に汚く動く博徒・阿久津組のあこぎな振る舞いに対し、意気地と侠気と友情を見せる姿をお馴染みのヒットメロディーにのせて、熱と力、笑いと涙で、ダイナミックに描く「昭和残侠伝」シリーズ第4弾。

浅草（えんこ）に帰った暴れ唐獅子！見せてあげましょ唐獅子牡丹！！旅から故郷・浅草に戻った男は、義兄弟の世話である一家に草鞋をぬぐが、一宿一飯の義理で、昔の恋人の夫を心ならずも斬ることに。その罪滅ぼしに、未亡人とその一家のため、尽力するが、そのことで、この世でたった二人の義兄弟と白刃を交える宿命になる…。シリーズ第6弾。

「しぐれか、雨か、血の雨か…。舞う粉雪に、吼える男の唐獅子牡丹！」数年ぶりに出所した秀次郎が、郡山を訪ねる。そこには、掛けだし中の義兄弟が一家を構えるも、古くからの大きな一家と対立していた。喧嘩状を叩きつけての血の流し合い、手打ち、そして草鞋を履いての4年後。再び郡山を訪れるが、新たなる抗争に巻き込まれるのであった…。

新幹線ひかり109号が、爆弾を仕掛けられたまま発車した…。日本が世界に誇る超特急・新幹線ひかり号に爆弾が仕掛けられた。全国民が恐怖に怯え見守る中、千五百人の乗客を乗せたひかり号は驀進する。緻密な計画のもと、着々と計画を実行する犯人と捜査当局との対決、極限状態におかれたさまざまな人間模様がドラマチックに展開する。

任侠史上最大、博徒五千の大花会！日本博徒の頂点に斗いを挑む！！昭和37年。関西と関東では、野望渦巻く嵐のような任侠団体大同団結の中で、関西の新たな利権に目をつけた関東博徒の陰険な野望を、関西の二大勢力が、一方は関東と手を結び、もう一方は関西博徒の意地を貫いて、相斗って迎え撃つといった任侠道に生きる男たちの姿を描く。

きらり光は、血か汗か！？諸肌脱いで、一気に描く任侠道！！任侠道に徹し折り目正しく生きる竜神一家の貸元・竜崎市蔵は、人望も厚く、評判の一家を構えていた。だが、自らの一家をぶっ潰しても、兄貴分にドスを向けねばならなかった…。仁義の奔流、渡世の激流…。義理、人情、掟にしばられた男たちの姿を描く任侠映画の集大成。

字幕／NYで起きた殺人事件の犯人佐藤を逮捕したニックとチャーリーは、大阪へ護送中に佐藤を取り逃がしてしまう。大阪府警の協力を得て捜査のため足を踏み入れた大阪で、ニックたちはミステリアスな暗黒街にうごめくヤクザの標的になってしまう…。高倉健、松田優作はじめ日本のスター出演が話題を集めたアクション巨編。

「縞の着流し二つに割れば、俺の命の唐獅子牡丹。」赤い木枯し唸るドス。とある一家に草鞋を脱いだことで、金沢へと旅立つ秀次郎。そこでも、二つの一家が工事権を巡って争いの渦中に巻き込まれ、一宿一飯の義理から、昔の恋人の夫を斬らねばならなくなってしまう。そんな中、あこぎな一家のやり口を見かねた秀次郎は、悪一派に怒りのドスを向ける。

「このドス抜くのァいいけれど、罪もねえ月夜桜が散りますぜ。」東京・深川にある料亭・喜楽。父が後妻を娶ったことで、家を出て渡世に身を沈めた秀次郎。父と妹の急死を知り、実家を訪ねると、そこには失明した義母と妹の夫が細々と喜楽を守っていたが、新興博徒の魔の手脅かされていた。秀次郎は身分を隠し、板前として働き始めるが…。

日本中に一大ムーヴメントを巻き起こした不朽の名作が蘇る！昭和33年、南極に昭和基地が設けられた。吹き荒れるブリザードの中の探険は犬に頼るのが全て。厳冬の南極を乗りきるのに15匹の犬が選抜された。しかし、隊員は第2次越冬隊中止のため、犬を南極に置き去りにせざるを得なかった。取り残された15匹の犬たち。1年後に基地に降りたった隊員たちが見たものは…。

吉永小百合×天海祐希 二人が見つけだす≪最高の奇跡≫。家庭のために生きてきた幸枝と、会社のために生きてきたマ子。出会うはずのない二人が、余命宣告をされて、ある病院で出会う。主婦業と仕事以外に何もやりたいことのない人生の虚しさに気づいた幸枝とマ子は、たまたま手にした12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行するという無謀な旅に出る。

熱き想いに誘われて…大正、夢の影絵。華々しき愛の四重奏。みなそれぞれに、愛に芸術に社会運動に、命を炎と燃やした大正の華々しき男と女。大正レトロの魅惑の中にいのち燃ゆるがままに激しく咲いた女たち、やさしく散った男たち、‘大正の情熱ロマンびと’をドラマチックに描き出す文芸ロマン超大作。

刀を捨てたサムライ、夢を信じる事が最後の武器だった…。深い原生林が拡がっていた明治初期の北海道を舞台に、ここに自分たちの国を作るという希望に燃え、厳しい自然と闘いながら生きていく人々の壮大な愛とロマンを描く。冬から夏にかけて7ヶ月間にもおよぶ北海道ロケを敢行し、製作費15億円を投じた感動巨編。

失われた記憶へ向かう親子の旅の果てに…衝撃の最終章--。1945年5月、南樺太に住む江蓮（えづれ）家の庭に待望の桜が花開いた。夫と息子たちと暮らす江蓮てつが大切に育てたその花は、やがて家族の約束となる。しかし8月、本土が終戦に向かう中、樺太にはソ連軍が迫っていた。樺太に残る夫との再会を約束し、てつは二人の息子を連れて網走へと逃げ延びる。

東京の救命救急センターで働いていた、医師・白石咲和子（吉永小百合）は、ある事件の責任をとって退職し、実家の金沢に帰郷する。これまでひたむきに仕事に取り組んできた咲和子にとっては人生の分岐点。久々に再会した父（田中泯）と暮らし、触れあいながら「まほろば診療所」で在宅医として再出発をする。「まほろば」で出会った院長の仙川徹（西田敏行）は…。

吹替／名匠ロバート・ゼメキス監督のもと、ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールが豪華共演を果たしたロマンスサスペンス映画。1942年、カサブランカ。秘密諜報員のマックスとフランス軍レジスタンスのマリアンヌは、ある重大なミッションを通して運命の出会いを果たす。そして結ばれる2人。その後マックスは、自分の妻マリアンヌが敵のスパイと…。

字幕／全世界の心に捧ぐ、世紀のドラマ。若き精鋭パイロット、レイフとダニーは幼い頃から固い友情の絆で結ばれていた。二人は、軍医療施設で美しい看護婦イヴリンと出会い、レイフとイヴリンは激しい恋に落ちる。だが、世界中に戦火が広がる中、理想に燃えるレイフは英国へ。そして、運命の日が…。

私は愛も知らずに、空襲で死ぬのでしょうか--？1945年、終戦間近の東京。19歳の里子（二階堂ふみ）は母親（工藤夕貴）と杉並区の住宅地に暮らしている。度重なる空襲に怯え、雨が降ると雨水が流れ込んでくる防空壕、日に日に物価は高くなり、まともな食べ物も口には出来ないが、健気に生活している。妻子を疎開させた銀行支店長の市毛（長谷川博己）が隣に住んでいて…

字幕／ハンフリー・ボガート×イングリッド・バーグマン共演の永遠のラブ・ストーリー。そこは自由を求める人々、最後の拠り所。運命が交差する場所。未だナチスに占領されず、自由を求めて渡米する人々が溢れるモロッコを舞台に、時代の流れに翻弄される男女の姿を描いたラブストーリー。言わずと知れたアメリカ映画の古典的作品で、アカデミー賞の作品・監督・脚色賞を受賞。

1636年の春。運命の人との出会いを夢見る両班（ヤンバン）の娘ユ・ギルチェは、初恋相手のナム・ヨンジュンが親友のキョン・ウネと恋仲であることにやきもきする日々を送っていた。コッタリムの日、ヨンジュンの気を引くために鞦韆（ブランコ）に乗ったギルチェは、バランスを崩して天を舞う。そんな彼女を抱き止めたのは、村を訪れていた謎の男イ・ジャンヒョンだった。ギルチェに興味を持ったジャンヒョンは、それから何かと彼女を構うように。ギルチェは反発しつつも、ヨンジュンに見合う女性になるため、ジャンヒョンに協力を仰ぐ。そんな中、後金（こうきん）（清（しん））の軍隊が朝鮮に攻め込んできたという知らせが届き…。