サラリーマン金太郎2 第05話

第1話／転勤先のアフリカ・ナビリア共和国から無事帰国した金太郎（永井大）だったが、帰国早々、かつての上司である水木（風見しんご）から驚愕の事実を聞かされる。なんとヤマト建設が中央建設と合併し「ヤマト中央建設」になるのだという。事の真相を聞こうと、出社早々、金太郎は険しい表情で大和会長（宇津井健）を訪ねる。しかし…。

第2話／襲撃された丸山社長（森本レオ）のカバンから落ちた盗聴器。いったい誰が仕掛けたのか？さらに金太郎の息子・竜太を誘拐したという脅迫電話が美鈴にかかってくる！誘拐犯の正体は誰なのか！？この事態を知った丸山社長は大胆な対抗策を講じるのだが、金太郎はある秘密を知ってしまう…。

第3話／「中央建設が合併前に手がけた駿河崎温泉ホテルは、手抜き工事のため倒壊の恐れがある」。建築担当だった小野田（小林隆）の告白に、言葉を失う金太郎（永井大）。金太郎は丸山社長（森本レオ）にすべてを公表し、今すぐ補強工事に取りかかるよう直訴する。しかし、なんと丸山は金太郎にクビを言い渡す。いったい彼の真意は？

第4話／緊急役員会議に乗り込んだ金太郎（永井大）だが、丸山社長（森本レオ）から下されたクビの辞令は覆らない。真実をすべて公表するのか、それとも闇に葬り去るのか。究極の選択を迫られるヤマト中央建設。大和会長（宇津井健）、黒川副社長（古谷一行）たちが下した決断とは。しかし、それもつかの間、さらなる衝撃がヤマト中央建設を大きく揺るがすのだった！！

第5話／住民の反対運動にあい20年もの間、工事がまったく進んでいない江並ダム。大和会長（宇津井健）の指示により、金太郎（永井大）は工事を再開させるため現場へと向かう。まずは村の人たちの声を聞こうと食堂へ飛び込むが、彼らの様子がどうもおかしい。そんな中、金太郎は反対派の一人、初音（中越典子）という女性と知り合うが……。

第6話／初音（中越典子）を助けたものの、吊り橋の上から激流へ落とされてしまった金太郎（永井大）。ボロボロになりながらも、かつてダム反対派だった藤城（中丸新将）に助けられ、どうにか命をとりとめる。藤城の話によると、死んだ初音の父親も実はダム建設に反対していたらしい。その話を聞き、動揺する初音…。

第7話／労働組合員のアンケートで圧倒的な賛成を集め、現任の元木委員長（野村宏伸）に替わり、新しい労働組合委員長に選ばれた金太郎（永井大）。社員の代表となることに意気込む金太郎だが、その無謀な行動に黒川社長（古谷一行）は激怒する。実はヤマト中央建設は近々、大規模なリストラを敢行するという噂が流れていたのだ。

第8話／工藤（八神蓮）の仕掛けた罠にまんまとハマり、ヤマト中央建設の全社員を敵に回してしまった金太郎（永井大）。これには黒川社長（古谷一行）と大和会長（宇津井健）も手が出せず、もはやリストラは待った無しの状況。そんな金太郎に追い打ちをかけるように、工藤は手下を使って金太郎に圧力をかける。はたして金太郎はヤマト中央建設を救うことが出来るのだろうか！？

最終章／「金太郎、ワシと一緒に戦ってくれんか」。大和会長（宇津井健）が引退前にどうしてもやり遂げておきたい仕事、それは会長の昔なじみである宇田川（伊藤幸純）が暮らす漁村の再開発だった。「究極の仕事とは、何も作らないこと……」。金太郎（永井大）にそう語る大和会長の真意とは。はたして“究極の仕事”とは…？

最終話／凶弾に倒れてしまった大和会長（宇津井健）。金太郎（永井大）は病院に駆けつけるが、予断はまったく許されない状況だ。このままヤマト中央建設は暴力に屈してしまうのか。会長の最後の夢をなんとしてでも叶えたい金太郎は覚悟を決め、ある場所へと向かう。金太郎が向かった先にはいったい何が待ち受けているのか！？