地獄先生ぬ～べ～ 第13話

第一話 九十九の足の蟲／不可解な怪奇現象が多発する童守町。子どもたちを守るため、童守小学校に一人の教師が現れた。5年3組担任の鵺野鳴介、通称ぬ～べ～。日本でただ一人の霊能力教師だ。赴任早々、クラスの生徒・広と衝突する鵺野。怒りを抑えられず、別人のようになった広を心配するクラスメイトたちだが、鵺野は背後に潜む妖怪の存在に気付く。

第二話 妖狐・跳梁跋扈／広に取り憑いた妖怪を必殺の武器・鬼の手で退治した鵺野。だが突如現れた謎の美青年・玉藻により広は連れ去られてしまう。教え子の郷子とともに後を追う鵺野だが、幻術に阻まれ行方を見失う。一方、玉藻はある目的のため、童守町の全域に渡って儀式の準備を進めていた。広を連れ去った目的とは？ そして玉藻の真の姿とは！？

第三話 真夜中の優等生／真夜中の学校に現れる不気味な影…。誰もいないはずの教室で黒板を消し、花を取り替え、ウサギ小屋を掃除してくれる優等生がいるという。そんな噂の真偽を確かめるため、広たちは鵺野に内緒で夜の学校に忍び込む。しかしそこで出会った少年は、どう見ても人間ではなく…！？ 少年は静かに微笑む。「さあ、友達になろう…！」

第四話 妖怪ろくろっ首／鵺野の力を目撃し、霊能力に憧れを抱き始めた美樹。雑誌や動画に夢中になり妄想が大爆発！ 寝る間も惜しんで霊能力開発にのめり込んでいた。そんなある日、なんとベッドで寝ながら人の秘密をのぞき見ることに成功。「千里眼の能力ゲット！」と喜んでいたが、ある日クラスメイトたちから禍々しいものを見るような目で詰め寄られ！？

第五話 はたもんばの呪い／かわいい妹・愛美に人気のクレープを買ってやりたい克也は、足りない金を借りようと知り合いを探すうち、神社に落ちていた金を拾って使ってしまう。しかしそれは数多の罪人の首を斬ってきた呪われた妖刀・はたもんばの罠だった。罪人としてつけ狙われ、凶刃に追われる克也と愛美は必死の思いで鵺野に助けを求めるが…！？

第六話 てけてけの怪／「踏切事故で下半身をなくした女子中学生の霊が、脚を求めてさまよっている…」ネットで話題の「てけてけ」伝説を知り、恐怖に取り憑かれたまこと。「話を聞いた人の元へ三日以内に現れる」----恐怖は周囲に伝染し、童守小は大パニック。だが鵺野はまことに「てけてけは作り話、今後いっさい考えるな！」と声を荒らげ…。

第七話 季節はずれの雪女／季節外れの雪が降る童守町。雪にまつわる記憶が蘇り浮かれ気味の鵺野の前に現れたのは、一人の美しい少女・ゆきめ。彼女は5年前に故郷の雪山で鵺野と交わした約束を果たしにやってきたのだという。モテない担任教師にやってきた恋の予感に湧く生徒たちだったが、突如ゆきめの様子が一変。雪女の本性を表して……。

第八話 霊界通信機で大発明！／発明が大好きな晶は、ジャンク品のタブレットを手に入れて以来、何かに取り憑かれたように発明にのめり込んでいた。次々と生み出される発明品にはなぜか霊の気配が宿り始める。ついには「死んだ命を蘇らせる」と言い出し周囲は困惑。異変に気付いた鵺野が真相を探ると、タブレットの中から現れたのは…！？

第九話 幸せを運ぶ少女／ある日、ぬ～べ～は人々に幸運をもたらす妖怪「座敷わらし」と出会う。好物の塩せんべいをあげたことで懐かれてしまい、その日から5年3組にも次々と思いがけない幸運が！ やがて心優しいまことたちは「座敷わらしに何かお返しを」とある計画を立てる。交流を重ねる中で垣間見た、「幸せを運ぶ妖怪」の悲しい過去とは？

第十話 百鬼夜行／裕福な家庭に生まれ育った秀一は、不要と言っては物を簡単に捨ててしまう困った性格。物を大切にすることを忘れた秀一だったが、ある日、ボロボロの黄色い傘を見つける。何気なく拾った傘は意思を持ち、彼の前に妖怪としての姿を現した。傘妖怪にさらわれた秀一は、ボロボロになったゴミたちの百鬼夜行に参加させられて…！？