追風者 ～金融界の夜明けへ～ 第36話／字幕

字幕／第11話／沈図南は沈近真と魏若来の輸血で一命を取り留めるが、林樵松は暗殺未遂事件の真相を見抜いていた。そんな中、林樵松は意識不明の状態で生存していた李晟達と再会する。一方、康少捷は南京の実力者“大姐（ダージエ）”を紹介してもらう見返りに、虞世清と張鳴泉の暗殺関与が露呈しないよう実行犯の口を封じ、その責任を林樵松になすりつける。

字幕／第12話／沈図南が退院し、中央銀行の職員たちはその帰還を祝う。沈図南の暗殺未遂に憤る魏若来は、虞世清の配下の興夏（シンシア）銀行を接収しようと息巻くが苦戦。しかし沈図南が“切り札”を投じて状況を一変させる。この“切り札”は沈近真が用意したものだった。沈図南はその後、魏若来の服を新調させようと行きつけの鴻芳（ホンファン）服飾店に連れていく。

字幕／第13話／七宝（チーバオ）街の仲間たちと年越しの準備をする魏若来。大家の周は自分の姪を魏若来に紹介しようとするが、魏若来は婚約者がいると言ってその場を逃れる。一方、大晦日を恋人の宋美娟（ソン・メイジュエン）と過ごしていた林樵松は、部下の文彪（ウェン・ビャオ）から張鳴泉が被害に遭った強盗事件についての知らせを受ける。

字幕／第14話／林樵松は魏若来に苛烈な拷問を行い、沈図南にとって不利な証言をさせようとする。虞世清は康少捷に中央銀行の強制捜査を実施させるが、沈図南が共産党と内通しているという証拠は見つからない。沈図南は上層部から魏若来を切り捨てるよう言われ思い悩む。魏若来が自供しないことに業を煮やした林樵松は強力な自白剤を投与し…。

字幕／第15話／魏若来による李晟達の銃撃容疑について、南京政府トップの蔣介石（ジャン・ジエシー）の側近・明達（ミン・ダー）の監督のもと合同調査が始まる。林樵松らは銃弾をすり替えて魏若来が撃った証拠にしようとするが、沈近真ら銃器専門家チームは証拠の捏造を見破り魏若来の無実を証明する。

字幕／第16話／釈放された魏若来は新聞報道を見た七宝街の住人たちから敬遠されるが、大家の周は彼を温かく迎える。沈図南も魏若来を辞職させようとする周囲の圧力を跳ね返し、魏若来と師弟の契りを交わす。またしても沈近真に任務を邪魔された林樵松は、彼女への疑いを更に深め、多くの証拠を握ったまま意識が戻らない李晟達の手術を急がせる。

字幕／第17話／沈図南はドイツ時代の旧友であるハンスと会い、共産党からタングステン鉱石を買わないよう釘を刺す。その夜、魏若来はハンスとの酒の勝負に応じ、酔い潰れてしまう。一方、商談のため共産党の根拠地から派遣されてきた雷鳴（レイ・ミン）はハンスとの接触を図る。捜査隊は商談に現れる共産党員を捕らえるため、ハンスの滞在先のホテルを監視する。

字幕／第18話／交通関係のストライキで街が騒然とする中、沈図南の娘・魚児（ユーアル）が激しい腹痛を訴える。魏若来は獄中で知り合った姜虎豪たち車夫の協力を得て、魚児を病院へ連れていく。沈近真は偶然その病院で李晟達を見かけ、病室で暗殺を試みるも失敗。李晟達に正体を勘づかれてしまう。魏若来は捜査隊の会話から李晟達が滞在するホテルを知り…。

字幕／第19話／李晟達は沈近真に殺されかけたと供述し、出張を装って蘇州へ向かおうとしていた沈近真は駅で拘束される。しかし魏若来の機転によって捜査隊は証人である李晟達を失う。沈家を家宅捜索した林樵松も証拠を得られなかった。康少捷は沈近真が共産党員だと確信するものの、李晟達という証人を失った上に物証も得られず追い詰められる。

字幕／第20話／沈図南は康少捷に圧力をかけて沈近真を釈放させるが、妹は本当に共産党員なのではないかと感じて帰宅後に問い詰める。沈近真はそれを否定しつつも、家族を騙し続けている状況に苦悩する。こうした中、魏若来はひそかに李晟達への復讐を遂げていた。徐諾は金融面に長けた人材として、魏若来を共産党に引き込むよう沈近真に指示する。