稲川淳二の超こわい話 赤い部屋 第04話（最終話）

＃4 蚊帳の屋根／郵便物／「蚊帳の屋根」稲川氏のデザインの先輩、佐久間さんが焼物の勉強で栃木県の古い平屋に住んでいた時の話。工房へ行く途中に空家らしい建物がある。ある日の夜そこを通ると灯りが点いている。またある日には5～6歳くらいの女の子が一人でいる。不思議に思うと、実はその女の子は…。ほかに、「郵便物」を収録。

＃3 ミニクーパー／ロケバス／「ミニクーパー」中川さんが三重でイベントを終わらせて急遽夜、山道を京都まで車で帰ることになった。ほとんど車の通っていない山道で途中横転したブルーのミニクーパーがある。それはイベント会場で挨拶をしたことのある女性の車。中川さん、車を止めて近づいていくと、ミニクーパーの中で、血まみれの女の顔が逆さにぶらさがっている。

＃2 NPO／NPOの石野さんという方が昔住んでいたアパートの話。そこに住んでいると、何だか掃除もしたくなくやる気がなくなって気分が悪くなっていく。そして、ある日地下から足音がして怨霊が迫ってくる。すんでのところで、病院に運ばれて助かる。実はそのアパートには地下室があって、かなり前にいわく付きの青年がかこわれていた…。

＃1 内田のおばあちゃん／稲川氏の祖母の話。夜中になると亡くなった、仲の良かった内田さんのおばあちゃんが会いにくる。そんな不思議な話が昔はよくあった…。