鬼人幻燈抄 第11話

鬼人幻燈抄 第11話

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第11話 残雪酔夢(前編)/時は安政三年(1856年)、冬。蕎麦屋・喜兵衛では、須賀屋の番頭となった善二の祝いの席が設けられていた。善二が持参したのは、“ゆきのなごり”という酒。須賀屋の主人・重蔵も毎晩嗜むほど夢中になっているというその酒は、今や江戸の町で大流行しているものだった。しかし甚夜はその味に違和感を覚え、夜鷹に調査を求める。
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鬼人幻燈抄 第21話

鬼人幻燈抄 第21話

第21話 願い(後編)/激しい雨の中、甚夜と土浦が対峙した。甚夜の異形の左腕が脈打った、その刹那、彼らはお互いの記憶を共有し過去を知る。甚夜と土浦は、通じ合うものを見つけると同時に、お互いにこの戦いは譲れないものだと悟る。茂助、はつ、おふう、夕凪…。これまで出会った鬼たちの望みに思いを馳せた甚夜は、土浦がなぜ壊れない体を欲したのか…。
鬼人幻燈抄 第22話

鬼人幻燈抄 第22話

第22話 二人静/時は明治五年(1872年)、四月。江戸を離れた甚夜は、京都三条通で蕎麦屋「鬼そば」を営みながら、娘の野茉莉と暮らしていた。野茉莉は九歳になっていた。すっかり甚夜と古馴染みとなった“付喪神使い”の秋津も、たびたび店を訪れてくる。そんな京都では近頃、鬼が増えていた。ある夜、甚夜は鬼に囲まれていた、向日葵という名の少女を助ける。
鬼人幻燈抄 第23話

鬼人幻燈抄 第23話

第23話 林檎飴天女抄(前編)/ある日、甚夜は秋津から、お狐様を祭る荒妓稲荷神社に伝わる天女譚を聞かされる。天女を空へと返すために使った鉄鏡が神社の御神体となっているが、なんでも昨夜、鏡が安置されている本堂から漏れる光、そして人影を見た者がいるという。興味を示した甚夜が神社を訪ねると、出くわした女性から「ようやく会えた」と声をかけられる。
鬼人幻燈抄 第24話(最終話)

鬼人幻燈抄 第24話(最終話)

第24話 林檎飴天女抄(後編)/未来から明治時代の京都へとやってきた薫は、「朝顔」と名付けられて甚夜のもとで寝泊まりをしていた。朝顔が天女ならば、天と地を繋ぐと言われている「狐の鏡」に帰り道の手がかりがあるかもしれない。荒妓稲荷神社の神主・航大は鏡の力を使えば、朝顔が願う場所、望む時へと帰ることができると説くが…。