恋人～あの日聞いた花の咲く音～ 第34話／字幕

字幕／第1回／1636年（仁祖（インジョ）14年）の春、首都・漢陽（ハニャン）から離れた平和な村ヌングン里。そこに住む両班（ヤンバン）の娘ユ・ギルチェは、運命の人との出会いを夢見るお転婆少女だ。ギルチェは成均館（ソンギュングァン）の儒生ナム・ヨンジュンに想いを寄せているが、そんな彼はギルチェの友人キョン・ウネのことを好きな様子。

字幕／第2回／花摘みの祭りコッタリムの日、その美貌で男たちの視線を釘付けにするギルチェ。一方、ヌングン里に現れた謎の男イ・ジャンヒョンは、明（みん）国に味方し後金（こうきん）を討てと騒ぐ男たちを、皮肉な口調でからかう。ジャンヒョンが立ち去ったあと、ギルチェは村の男たちから、彼についての悪い噂（うわさ）を聞く。

字幕／第3回／ヨンジュンの気を引くため、鞦韆（しゅうせん）に乗るギルチェ。しかし、バランスを崩してしまい、体は宙へと投げ出される。そんなギルチェを抱きとめたのは、あのジャンヒョンだった。礼も言わず素っ気ない態度のギルチェにあきれるジャンヒョン。その夜、ギルチェはヨンジュンの気持ちを確かめるが、ウネには自分しかいないと言われてショックを受ける。

字幕／第4回／ごろつきの親分ク・ヤンチョンに会いに義州を訪れたジャンヒョンは、そこでごろつき同士のあいだで起きたある事件に遭遇。一方、ヌングン里では、ソンチュとイランの婚礼が行われる。義州から戻ったジャンヒョンたちも祝宴に参加し、歌い手のリャンウムはそこで歌声を披露する。そんな中、ギルチェはヨンジュンに唇をささげようとある作戦を実行するが…。

字幕／第5回／漢陽は陥落し、国王・仁祖は江華（カンファ）島に逃れる時間もなく南漢山（ナマンサン）城へ籠城。ヌングン里の儒生たちは、「勇敢な儒生は出征を志願し国恩に報いよ」という王命を受ける。ヨンジュンはさっそく義兵を募るが、民を捨てて逃げた王をなぜ救わなければならないのかと断るジャンヒョン。

字幕／第6回／ヨンジュンを嫉妬させようと、儒生のコン・スニャクが自分に求婚するよう仕向けたギルチェ。しかし、嫉妬するどころか自分の縁談にまったく関心がないヨンジュンの様子に、ギルチェはショックを受ける。そんな彼女を見たジャンヒョンはその夜、村の娘たちの将来を考えて出征前に婚礼せず、先延ばしにしたらどうかと儒生たちに提案し…。

字幕／第7回／ヨンジュンが加わった軍は後金軍の奇襲を受けて壊滅。ヨンジュンは辛うじて生き延びる。一方、南漢山城では糧食が尽きかけていた。山上で馬の蹄（ひづめ）の音を聞き、狼煙（のろし）を上げようとするジャンヒョン。しかし、リャンウムが1人で村に買い物に行ったとクジャムから報告を受け、急いで彼のもとへ向かう。

字幕／第8回／ギルチェはウネやチョンジョンイ、臨月のパンドゥネとともに雪の山中へと逃亡する。後金の兵士たちは、そんな彼女たちを執拗に追いつめ…。一方、ジャンヒョンたちはヌングン里に到着。人気のない様子から、全員避難したのだと安堵した矢先、雪に埋もれたソンチュとイランの亡骸を発見。2人を埋葬したジャンヒョンは、敵兵と戦うことを決意する。

字幕／第9回／後金の兵士に襲われたギルチェたちを救ったのは、ジャンヒョンだった。彼が背後から不意打ちされそうになり、思わず「旦那様 危ない」と叫ぶギルチェ。口をついて出たのは夫にしたいからだとジャンヒョンは言うが、ギルチェは違うと猛反発する。ギルチェたちと別れたジャンヒョンは、敗残のヨンジュンと再会。ヨンジュンは王のもとへ向かうと言うが…。

字幕／第10回／光教（クァンギョ）山にいる朝鮮軍・勤王（クナン）兵に合流したジャンヒョンたち。将軍や兵士たちは死をもって王の恩に報いると息巻くが、ジャンヒョンは、敵に勝つつもりで戦うべきだと声を上げる。そして、勤王兵はジャンヒョンの策によって後金軍に討ち勝つ。そんな中、昭顕世子（ソヒョンセジャ）付きの内官ピョ・オンギョムが…。