R-17 第02話

karte 2 「教師のセクシャルハラスメント」／テニス部コーチの大垣（松重豊）にセクハラめいた行為をされ、芽美（中谷美紀）を通して学校へ訴えるさおり（栗山千明）。が、学校の評判に傷がつくことを恐れる理事長の矢沢（西村雅彦）らはさおりの勝手な思い込みと大垣を擁護。教師たちに無理矢理反省文を書かされそうになるさおりを芽美は懸命に庇おうとするが、逆に大垣を始めとする教師らに責められ思わず涙を流してしまう。さおりも反省文を書くことを認めてしまい、何もできなかった自分に呆然とする芽美だったが、そんな彼女を乃木（田辺誠一）はやさしくなぐさめて…。芽美の部屋のパソコンにも、さおりと思われる「17歳のブルー」から「死ぬしかないってわかった」というメールが。芽美の心は一向に晴れない。一方、大垣のさおりへのセクハラはますますエスカレート。そんな様子を見ていたテニス部の百合絵（清水真実）らもさすがに言葉を失ってしまう。さおりの悩みなど聞こうともせず、ただテニスで成功することだけを夢見る母親についにさおりがキレてしまった。手当たり次第に物を投げつけるなど大暴れしたさおりは、家を飛び出すと偶然カヲル（黒沢優）と出会う。カヲルに美加（佐藤仁美）のフリールームに連れてこられ、初めて見る世界に呆然とするさおり。そんなさおりにカヲルは「自殺できないなら相手を殺すとかさ」と不吉な言葉を投げかける。心配になった芽美はさおりの自宅を訪ねたものの、さおりの母は何もない、と追い返すだけ。仕方なく帰ろうとすると、百合絵がやってきた。