徹子の部屋 ＜川井郁子＞舞台が大嫌いだった私を変えた“出会い”（2025/06/13放送分）

＜川井郁子＞舞台が大嫌いだった私を変えた“出会い”／映像や和楽器を使った個性的なコンサートが人気のヴァイオリニスト川井郁子さん。ジャンルにとらわれない音楽表現は今でこそトレードマークだが、もともとは東京藝術大学出身で「王道」のクラシック音楽を目指していた。「東京藝大に入ること」を人生の目標にして頑張っていたがいざ入学してみると受験で燃え尽きてしまい、初めての1人暮らしやアルバイトで楽しい大学生活を送っていた。というのも高校生の頃、緊張のあまり演奏に失敗してからは極度の舞台恐怖症になり「ソリストにはなりたくない、バンドやオーケストラの一員として生きていくのが楽しい」と思うようになっていったから。しかしある作曲家の音楽に出会いその自由さを知ってからは「自分もこういう風に生きたい」と強く思うようになり、クラシックの「王道」はすべて捨てて自分のやりたい音楽や衣装で舞台に立った。すると舞台恐怖症はすっかり消え、今のようなスタイルになっていったという。私生活では大学1年生の一人娘を育てる母でもある川井さん。絵を描くのが得意な娘にチラシのデザインを頼むと何枚も候補のデザインを作ってくれたり、舞台の照明など演出の気になる所を客席からチェックしてほしいとお願いしたところノートにびっしりと感想を書いて渡してくれたりと、頼もしい存在だという。今日は「ひまわり」と「リベルタンゴ」の演奏もしていただく。