ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA 第10話

＃1 きらぼし ～煌星～／王立惑星カノンに危機が迫った。ドクター・サイキなる人物が宇宙悪魔ベゼルブを放ち、代々守られてきた命の木を破壊されたくなければ、女王アマテを差し出すように要求してきたのだ。同じ頃、ウルトラマンオーブとして覚醒したガイと彼の盟友・ジャグラス ジャグラーがベゼルブの群れを操る悪の根源を探る使命を帯びスターゲートに向かっていた…。

＃2 えにし ～所縁～／ガイとジャグラーは途上、惑星ルーリンでベゼルブに襲われた少年を助け、さらに怪獣ベムスターとの交戦に入る。一方、惑星カノンでは、女王アマテに流れる王家の血を提供してくれればベゼルブの群れを撤退させるというサイキの提案がもたらされていた。葛藤する女王。そしてその夜、女王を守る近衛隊を率いるシンラ隊長が…。

＃3 こだま ～谺～／ガイとジャグラーは、女王アマテを襲撃して逃走を図ったシンラを追うカノン近衛隊のリッカ、ミコットと出会う。惑星カノンの危機にベゼルブや巨悪が関係すると知ったガイたちは、彼女たちに協力を申し出る。そして、宇宙の異変を察知して、ウルトラマンダイナ＝アスカやウルトラマンコスモス＝ムサシも行動を開始する。そんな中、女王アマテは…。

＃4 あととむ ～跡求～／惑星カノンでベゼルブに襲われ、危機に陥ったウルトラマンオーブを救ったのは、ウルトラマンダイナだった！ベゼルブを倒し、ガイやアスカ、ジャグラー、リッカたちはサイキの研究施設に突入。そこには女王アマテを案じるがゆえにカノン防衛軍によって汚名を着せられたシンラがいた。シンラの無実を本国へ知らせようとしたリッカたちを庇い…。

＃5 あかつき ～暁～／女王アマテは、アスカの要請を受けて惑星カノンにやってきたムサシから、サイキは女王アマテが血によって変身する戦（いくさ）神（がみ）の力を利用することを企んでいると教えられる。同じ巨人として戦う存在であるムサシのいたわりの言葉に芽生える女王の想い…。自らの力を受け止め、争いを厭う気持ちを抑えて女王アマテは遂に戦神として…。

＃6 いくさがみ ～戦神～／襲い来るベゼルブたちに、戦神が立ち向かっていく。その様子を満足げにうかがうサイキ、そしてクイーンベゼルブ…。ガイはオーブとなって戦神を助けようとするが、アスカに止められる。女王は攻撃ではなく、あくまで民を守る「防御の一心」で戦線に立ったのだというムサシの言葉に、一同はただ戦いを見守るしかない。その時、戦神は…。

＃7 くるる ～眩る～／対話に応じると見せかけ、戦神に強力な毒を流し込むサイキ。戦神を救ったのは、命の木の果実、その種だった。オーブ、ダイナ、ジャグラーたちの奮戦で、戦神を苦しめる毒が浄化されていく。その様に安心した一瞬の隙に、ベゼルブの爪がミコットを襲う！自分を慕っていたミコットの惨劇を前に、ジャグラーの心が激しく掻き乱される…。

＃8 ひびき ～響～／ベゼルブの毒を浄化する種を宿す命の木を悪に渡すまいと、戦神は光線を放って命の木を消滅させる。計画の失敗を嘆くサイキだが、太陽系第三惑星・地球に、遺跡から発掘されて急成長する命の木の反応を感知、急行する。女王アマテと深い精神感応で結ばれていた地球の青年、翔平に地球の危機が知らされる。事態の推移に驚くしかない翔平の前に…。

＃9 ことわり ～理～／地球を舞台に、ウルトラヒーローたちとベゼルブ軍団との激闘が開始される。その戦いの中に、心に闇を抱えるジャグラーの姿も…。地球の危機を知って駆け付けた女王アマテと翔平が感じる悲しみ。それはサイキに操られるクイーンベゼルブの心の痛みを感じるゆえではないかと考えたガイは、真相を明らかにするべく、サイキの元に乗り込んでいく。

＃10 はなあらし ～花嵐～／生物から自由意思を奪った、思考の停止した平和な世界。それがサイキの理想だった。意思を持たないこと自体が地獄だと怒りに震えるガイ、そしてジャグラー。サイキがガイたちの前から逃走を図った頃、命の木の倒壊作戦が進められていた。妨害のため襲ってきたベゼルブ軍団を襲う地球人類の攻撃。それに苦しむクイーンベゼルブの姿に…。