ながたんと青と -いちかの料理帖-
舞台は1951年、戦後の京都。老舗料亭「桑乃木」の娘・いち日(門脇麦)は夫を亡くし、ホテルの厨房で料理人として働く日々を送っていた。西洋料理の世界で生きていく決意をしたいち日だったが、一方で実家の料亭「桑乃木」は戦後の客離れが止まらず、経営危機にさらされていた。料亭への援助を受けるため、大阪のホテル経営者・山口家との縁談が持ち上がるが…。
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ながたんと青と -いちかの料理帖- 第01話
第一話 嵐の前の鯛茶漬け/戦争で夫を亡くした桑乃木いち日(門脇麦)は、京都の老舗料亭「桑木」の長女でありながら、西洋料理のシェフとしてホテルで働いている。そんな中、いち日の妹・ふた葉(百田夏菜子)に、大阪のホテル経営者・山口家との縁談が持ち上がるが--相手は19歳の大学生・周(作間龍斗)。歯に衣着せぬ物言いの彼に…。
ながたんと青と -いちかの料理帖- 第02話
第二話 逆襲の鱧ハンバーグ/妹に代わり、周との政略結婚を決意したいち日。山口家の援助で「桑乃木」の存続が約束され、母の愛子(床嶋佳子)や伯母の町子(戸田恵子)は大喜び。いち日は年齢も性格も大きく異なる周との結婚に不安を覚えるが、縁談は瞬く間に進み、新婚生活が始まった。案の定、そりが合わない2人だったが、いち日の料理を口にした周は…。
ながたんと青と -いちかの料理帖- 第03話
第三話 思い出のアイスクリーム/ある日、いち日は勤め先のホテルでGHQ物資調達部の女性部長・モーガンと出会う。後日「桑乃木」で物資調達部の接待が行われることになるが、先輩シェフ・田嶋(中村蒼)によると、モーガンは日本人の作った料理を一切口にしないらしい。桑乃木は外国人シェフに厨房だけ貸し出すことになるが…。
ながたんと青と -いちかの料理帖- 第04話
第四話 ピンチはチャンスの手巻き寿司/モーガンの紹介で桑乃木に食事会の予約が入るが、経営方針を巡り戸川が店を辞めてしまう。新料理長を探すも適任者は見つからず、いち日は周の説得で1日だけ、代理で料理長を務めることに。そして食事会の準備のため、周の兄・縁(白石隼也)の元を訪ねたいち日は…。
ながたんと青と -いちかの料理帖- 第05話
第五話 別れの鶏フリカッセ親子丼/新聞記者の楓(菊池亜希子)の記事により、桑乃木の新・料理長として紹介されたいち日。老舗料亭にとって、女性が料理長を務めるなどもっての外。記事の背景に周の働きかけがあったと知り、いち日は周に猛反発。気まずい雰囲気の中、周が20歳の誕生日を迎えるが…そんな折、友人と過ごす周を見て、ある思いを抱くいち日。思い悩んだ末…。
ながたんと青と -いちかの料理帖- 第06話
第六話 涙のお月見料理/いち日を料理長に据え、心機一転、再出発を果たした料亭「桑乃木」。初めは一向に伸びなかった客足だが、周の提案で売り出したマドレーヌが評判になったことで、店の営業も徐々に軌道に乗り始める。更に、桑乃木で毎年開催されていたお月見会の依頼が舞い込み、新料理長として大いに腕を振るういち日。しかし…。
ながたんと青と -いちかの料理帖- 第07話
第七話 決意のパイ包みスープ/いち日が料理長に就任したことを世に知らしめる為、「お披露目会」を開くと宣言した周。費用は「桑乃木の持ち出し」という無茶な提案だが、いち日はお月見会での失敗を挽回するため、周の計画に乗る。しかしスランプに苦しむいち日は、お披露目会のメニューが決められず……周は、“ある計画”で、いち日を励ます。そんな中迎えたお披露目当日。
ながたんと青と -いちかの料理帖- 第08話
第八話 佳き日の特製ケーキ/お披露目会の成功を機にいち日と周の仲が急接近する中、鈴音が娘の小夜子を連れて「桑乃木」にやって来る!家出の原因が夫・縁とのわだかまりにあることを知り、二人をしばし預かることにするいち日。そこへ周の友人・有川(篠田諒)が恋人との披露宴を「桑乃木」で開きたいと直談判に来るなど、急に賑やかになってきた「桑乃木」。
ながたんと青と -いちかの料理帖- 第09話
第九話 前進のフルーツ大福/とうとう縁が鈴音と小夜子を連れ戻そうと「桑乃木」にやってきた。感情的になった縁と鈴音は言い争い、周は兄に「桑乃木」から出ていくよう言い放つ。見かねたいち日は、縁に手作りのフルーツ大福を持たせるが、その料理にはある秘密が込められていて……いち日の計らいもあり、縁と鈴音は互いに胸の内を明かすことに。そんな中…。
ながたんと青と -いちかの料理帖- 第10話(最終話)
最終話 新しい桑乃木の味/「桑乃木」の存亡を懸けた料理コンテストが開催される。「桑乃木」を見捨てた元料理長の戸川も参加する上、審査員を務めるのが「桑乃木」に因縁のある人物だと知り、闘志を燃やすいち日と周。しかし二人には異なる思惑が…。「桑乃木」を立て直し、周を解放したいいち日と、「桑乃木」を立て直し、いち日と歩み続けたい周。そんな中…。