転生宗主の覇道譚 ～すべてを呑み込むサカナと這い上がる～ 第13話（最終話）

第1話 出立／家族が着せられた無実の罪を晴らすため、凌霄閣の若き宗主・ファン・リンシャオは甲級への昇格をかけた試合に挑む。強敵相手にもひるむことなく、勝利を確信したのもつかの間、相棒の霊獣・ネンが制御不能に陥り、暴走。ファンは自らの霊獣に呑み込まれてしまう。

第2話 絶望からの生還／命を落としたと思われたファン・リンシャオだったが、目を覚ますとリウ・フォンマンという若者に転生していた。状況が飲み込めないまま白家の使いの者に捕らわれてしまったリウ。命じたのは白家の美しき令嬢・バイ・リエンスーだった。彼女はリウに襲われたことから彼を強く憎んでいるようで、白蛇の霊獣・シロを使って攻撃を仕掛けてくるのだった。

第3話 解散／凌霄閣が連盟から除名されたことを知ったリウ・フォンマン。凌霄閣はファン宗主の死ですっかり落ちぶれてしまっていた。それでも誇りをもって凌霄閣を守り続けていたドワン・イエやグー・リンたちの元に、さらに侵略しようと他の門派が攻め込んでくる。

第4話 再生／ほとんどの仲間が去り、凌霄閣に残ったのはグー・リン、ユエ・トン、チョン・シーと、リウ・フォンマンの4人だけになってしまった。凌霄閣を再興するため戦力となる霊獣を捕まえるべく、リウが知る霊獣の生息地に向かうと、そこには希少度の高い霊獣を狙う霊獣師のスー・ムーチュワンがいて……

第5話 暴露／流鋒芒（リウ・フォンマン）たちは蘇暮川（スー・ムーチュワン）を助けるため自在教に乗り込む。そこに立ちはだかるのは自在教の分舵、悠遊会の舵主・悠揚（ヨウヤン）。ヨウヤンの使う影鬼の前に苦戦するリウは、樊凌霄（ファン・リンシャオ）だけが使えるはずの霊獣・ナマズの力を使うが、それをグー・リンに目撃されてしまう。

第6話 参戦／修行を積み、丁級の審査試合に挑むことになった凌霄閣の一同は、審査参加希望者の集合場所へと向かう。そこには審査試合に参加可能な数よりも多い8つの門派が集まっていた。審査試合の会場である審査島に行ける門派は各地域3つまで。まずは審査試合に参加する門派を決めることに。

第7話 戦いの中での成長／丁級審査試合が始まった。より多くの発光胞子を集めるべく別行動を取ることにした凌霄閣の一同。グー・リンは凌霄閣を離れた兄弟子であるドワン・イエと再会する。戻ってくるよう説得するグー・リンだったが、ドワン・イエは絶縁を宣言しその場を去ってしまう。一方、チョン・シーはリュウ・ギャクテンと名乗る別門派の少年と邂逅する。

第8話 強敵の襲来／ユエ・トンは可憐な少女3人組と遭遇する。彼女らが連れている霊獣はとても弱く、ユエ・トンの霊獣タケパンダの前になすすべもなく敗北する。実は彼女たちは昇格するためではなく、自分たちの認知度を上げるために審査試合に参加しているのだという。試合の中で仲間の1人が敵に捕まってしまったと泣きながら語る姿を見て…。

第9話 小さくとも偉大な／審査試合第二段階の規則が発表され、他の門派の点数を奪うことができるようになった。スー・ムーチュワン、ジャン・ルオアルと協力し、リウ・フォンマンたちは相手を傷つけずに点数を集める作戦を決行する。作戦が成功し喜んでいたのも束の間、ジャン・ルオアルが敵の門派に捕まってしまう。しかし、彼女にはとっておきの秘策があった。

第10話 団結／いよいよ審査試合は最終段階に。気合を入れる凌霄閣一同の前にドワン・イエら鬼刹宗が立ちはだかる。別人のように冷たいドワン・イエ。グー・リンたちは凌霄閣再興のためにかつての仲間と戦う覚悟を決める。一方、霊獣に海に引きずり込まれてしまったリウ・フォンマンは、誰からも見えない水中で鯰の霊獣・ネンを召喚する。