ヒル 第11話

［Season1］第1話／友人もいない孤独な日々を送る四宮勇気（赤楚衛二）は、ある日バイトから帰ると、腹をナイフで刺された見知らぬ男、ヨビ（柳俊太郎）と部屋で遭遇する。ヨビは刑事に、自分が“四宮勇気”だと名乗り、ユウキに刺されたと嘘の供述。咄嗟に逃げ出したユウキは一瞬にして逃亡犯となってしまう。

［Season1］第2話／刑事の鈴木（小西真奈美）と村尾（利重剛）はユウキを追う中で、彼が本物の四宮勇気なのではと密かに疑い始める。一方、ヨビの使者であるミロ（松澤匠）に突如襲われるユウキとゾーカ。命からがらで逃げ出すと、ゾーカは「父親を殺したヨビへの復讐を手伝ってほしい」とユウキに交渉するのだった。ユウキは戸惑いながらも…。

［Season1］第3話／「ゾーカを殺したかもしれない」と笑うチロル（岩永洋昭）に、怒りを覚えるユウキ。車から投げ出されるも、目の前で自宅のアパートを燃やされ、帰る場所を失ってしまう。ユウキはゾーカから貰った“ヒル”の部屋のリストを使い、警察に追われながらも生き延びる。ゾーカを探しに廃工場に戻るが、そこには…。

［Season1］第4話／チロルに乱暴されながらも、400万円と命を引き換えに取引をし、ゾーカは生き長らえていた。要求をのんだチロルはヨビたちをも騙し、彼女と一緒に消えたのだった。チロルに連れられ、ゾーカと監禁場所で再会するユウキだったが、喜びも束の間、人質に取られたゾーカを救うためタイムリミットが迫るなか隠された現金を探しに向かう。

［Season1］第5話／ユウキの協力でチロルを逮捕できた鈴木と村尾。チロルから、ヨビとカラが連続絞殺事件に関与している可能性があることを聞き出す。その夜、村尾が背後に気配を感じるとそこにはヨビの姿が…。そして鈴木の前にはカラが現れる。一方ユウキとゾーカは寄生先の部屋で朝食をとり、束の間の何気ない日常を過ごす。ゾーカが再びヨビへの復讐を告げると…。

［Season1］最終話／「ヨビを殺すのはやめた」という置手紙を残し、ユウキの前から姿を消したゾーカ。ユウキを差し出す代わりに自分の命を保障するようミロに罠を仕掛け、ヨビを一人で殺そうとしていた。それに気づいたユウキはゾーカを助けに走り出す。それぞれの思いが交錯する中、4人は導かれるようにある場所へ集結する…。返り討ちにあったその時…。

［Season2］第1話／ルールも知らず手探りでヒルを繰り返すハコ（飯豊まりえ）の前に、カラが突如現れる。危険だからヒルを辞めろと伝えるが、「もう誰も信じない」とハコは聞く耳をもたない。一方、鈴木は佐藤（田中幸太朗）と捜査の末、かつていじめで自殺を図った中学生・“月沼マコト”がカラの本名であることに辿り着く。そんな中、ハコは警告を無視した結果…。

［Season2］第2話／兄貴分であるナナシ（三浦誠己）の入院先を訪ねるカラ。自分の命を救ってくれた母親のような存在、ミシン（しゅはまはるみ）を殺した“仮面の男”を探し出すために、カラはヒル狩りを続けていたのだった。その頃、偶然を装って声をかけてきたチキン（若林時英）の誘いで違法に身分証を手に入れるハコ。その姿をロボ（佐久間由衣）に見られ…。

［Season2］第3話／カラの情報を頼りに、ヒルに偽装身分証を与える代わりに集めさせた盗品を高値で売り捌く、闇組織のボス・ヤシマの存在にまで辿り着く鈴木たち。そんなこととは知らないヤシマは、付き人のテトリス（板垣瑞生）にチキンを呼び出させる。そこでカラが復讐のために“仮面の男”を探していることを耳にする。そんな矢先…。

［Season2］第4話／闇組織から逃亡した女が辿り着いた先は、偶然にもハコがチキンに紹介され隠れていた家だった。そこに現われた仮面の男は、寝ていた女を躊躇なく絞殺する。しかし、その拍子で仮面が外れ、男（テトリス）の素顔を目撃してしまったハコは間一髪のところで逃げ出す。この状況を危険だと判断したカラは、ハコに今すぐ地元に帰るよう忠告する。