青のオーケストラ 第22話

青のオーケストラ 第22話

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第22話 贈る言葉/ついに迎えた定期演奏会の日。部員たち自身の手で会場となるホールに楽器や機材の搬入が行われる。舞台袖に並べられる楽器ケース。最後の舞台となる3年生は寂しさを感じていた。開演を待つ観客の中には、青野の中学の恩師・武田先生の姿があった。青野の母と出会った彼は、指揮者の鮎川先生と同級生だった高校時代、ともに部活に打ち込んだ日のことを…。
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青のオーケストラ 第11話

青のオーケストラ 第11話

第11話 決戦前夜/オーディション3日前。部員の誰もが練習に打ち込む中、青野と佐伯は数学の補習を受けていた。2人そろって小テストが赤点だったのだ。早く部活に参加したい一心で、2人は課題に取り組む。大急ぎで駆けつけた音楽室では、合奏練習がもう始まっていた。鮎川先生は、オーディションでの演奏次第で、学年に関係なく席順を決める考えのようだ。
青のオーケストラ 第12話

青のオーケストラ 第12話

第12話 オーディション/定期演奏会のメイン曲となるドヴォルザーク「交響曲第9番『新世界より』」演奏メンバーのオーディションが始まった。廊下に漏れるヴァイオリンに、順番を待つ部員たちの緊張が高まる。佐伯とどちらがよい席を勝ち取るのか?青野は注目されていた。ライバルに勝ちたい、そして鮎川先生に自分を認めさせたい--。青野の番が訪れる。
青のオーケストラ 第13話

青のオーケストラ 第13話

第13話 自分の音色/オーディションの結果、青野は佐伯より上の席次を勝ち取ることができた。ところが鮎川先生に、技術は高いが青野だけの音色が見えないと言われてしまう。幼少時に予選敗退したコンクールで、つまらない演奏と父に言われた記憶がよみがえる。焦りと迷いの中、とにかくヴァイオリンを弾きたい。しかし期末テストを控え、部活動は停止期間に入った。
青のオーケストラ 第14話

青のオーケストラ 第14話

第14話 歩み寄る/夏休みに入り、合奏練習が本格的に始まった。青野は、大勢で音を合わせることの難しさを痛感する。1人ずつの音程やリズムは正しいのに、合奏すると音がまとまらない。しかしその時、コンサートマスターの原田が、弓や身体の動きを使って合図を送り始めた。ゆるやかに陽気で楽しく--。皆の呼吸が徐々に揃って、演奏がひとつになっていく。
青のオーケストラ 第15話

青のオーケストラ 第15話

第15話 本音/将来のコンサートマスター候補として期待されている青野と佐伯は、弦楽器のトップ練習を見学することになった。各パートのトップ奏者が集まり、コンサートマスターを中心に曲のイメージを共有し、表現を具体的に決めていく場だ。そこには一切の遠慮が無かった。激しい意見のぶつかり合いに2人は圧倒される。しかし一度合奏が始まると…。
青のオーケストラ 第16話

青のオーケストラ 第16話

第16話 心配/定期演奏会に向けて合奏練習に熱が入る中、青野が部活に姿を見せない。鮎川先生によると、青野の母が倒れ、入院したのだという。心配で今ひとつ身が入らないまま、練習は進む。青野の母をよく知る律子は、特にショックを受けていた。何度かけても繋がらない電話。じっとしていられず、家に様子を見に行くことを決める律子に、佐伯、ハル、山田も加わる。
青のオーケストラ 第17話

青のオーケストラ 第17話

第17話 もう一つの本音/「話したいことがある」。ひとり青野のもとに戻ってきた佐伯。深刻そうな表情で何かを切り出そうとするが、なかなか言葉にすることができない。ふと目に留まった防音室。青野が、父・龍仁とともに幼少期からヴァイオリンの練習に打ち込んだ部屋だ。飾られたトロフィーやコンクールの記念写真。青野の過去に触れる中で、佐伯は口を開き始める。
青のオーケストラ 第18話

青のオーケストラ 第18話

第18話 真実/青野がまた、部活に来ない。秋音は、皆で青野を訪ねた夜、佐伯がひとり戻ったことを知る。最後に会ったはずの佐伯が何か知らないか問うと、返ってきたのは「青野くんはもう来ないかもしれない」という答えだった。その言葉通り、青野は退部を考えていた。体調を崩し入院中の母に、ふとそのことを漏らす青野。しかし母は、自分のやりたいことを…。
青のオーケストラ 第19話

青のオーケストラ 第19話

第19話 君として/「あいつとケンカしてくる」と秋音に宣言した青野。青野と佐伯は、人気のない夜の公園で向き合っていた。あの夜、佐伯が打ち明けた事実を、青野は許すことができない。謝罪の言葉を繰り返すばかりの佐伯に、青野は感情をぶつける。佐伯との演奏が楽しかったこと、自分に無いものを持つ佐伯を妬んでいたこと--。そのすべてを裏切られたように…。
青のオーケストラ 第20話

青のオーケストラ 第20話

第20話 夏の居場所/夏休みまっただ中。オーケストラ部員たちは、定期演奏会に向けて、熱心に練習に取り組んでいた。青野たち1年生の初舞台となる“定演”は、3年生にとっては引退公演だ。部長の立石は、部活動と勉強に明け暮れる「最後の夏」に、充実感と少しの寂しさを感じていた。そしてやってきた部活休みの日曜の夜は、ちょうど花火大会。