わたしの幸せな結婚 第12話(最終話)

わたしの幸せな結婚 第12話(最終話)

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第12話/これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か--。名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と異母妹に虐げられて育った。嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。
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わたしの幸せな結婚 第01話

わたしの幸せな結婚 第01話

第1話 出会い/斎森家の長女・美世は、異母妹・香耶が、父・真一と継母・香乃子に愛情深く育てられる一方で、ないがしろにされ、使用人同然の生活を送っている。やすらぎをくれるのは、心優しい辰石家の次男・幸次だけだった。だが、父は香耶の夫として幸次を婿養子に迎える。そして美世には、冷酷無慈悲と噂される軍人の久堂清霞のもとへ嫁ぐよう命じて……。
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わたしの幸せな結婚 第02話

わたしの幸せな結婚 第02話

第2話 旦那さまという御方/「私が出て行けと言ったら、出て行け。死ねと言ったら、死ね」。そんな恐ろしい言葉とともに、清霞との生活が始まる。帰る場所のない美世は、自分が異能を持たない役たたずだと知られるわけにはいかなかった。しかし、どうにか役に立とうと、使用人のゆり江よりも早く起きて朝食を用意するも「毒を盛ったのだろう」と疑われてしまい……。
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わたしの幸せな結婚 第03話

わたしの幸せな結婚 第03話

第3話 初めてのデヱト/突然訪れた、初めての“デヱト”。清霞は「何も欲しいものがない」という美世に、自分の買い物に付き合うように言う。これまで家を出ることがなかった美世にとって、街は新鮮な驚きに満ちていた。その頃、斉森家では辰石実が真一に約束を反故にされた怒りをぶつけていた。「斎森美世を手にいれるのは、我が辰石家だ」と……。
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わたしの幸せな結婚 第04話

わたしの幸せな結婚 第04話

第4話/これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か--。名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と異母妹に虐げられて育った。嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。
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わたしの幸せな結婚 第05話

わたしの幸せな結婚 第05話

第5話 波紋/美世は、花との再会を手助けしてくれた清霞の部下・五道をもてなす準備に精を出す。だが、その幸せそうな様子を覗き見る者たちがいた。怒りに震えるのは、美世の実母を憎んでいた香乃子のもと、常に姉より“上”でいるようにとしつけられてきた香耶。辰石実は、そんな香耶を利用して美世を手に入れようと目論み……。
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わたしの幸せな結婚 第06話

わたしの幸せな結婚 第06話

第6話 決意と雷鳴/美世が目を覚ますと、そこは幼い頃に閉じ込められたあの真っ暗な蔵の中だった。香乃子と香耶は、美世を執拗に痛めつけながら「自分から縁談を断れ」と迫る。これまでの自分なら、抗うことなく従っていただろう。でも、今は違う。清霞は幸次から美世の居場所を教えられ、斎森の屋敷へと乗り込むが、実と真一が異能で立ちふさがり……。
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わたしの幸せな結婚 第07話

わたしの幸せな結婚 第07話

第7話 夏の華の淑女(モダンガール)/幸次は、香耶を見捨てず、共に没落した斎森家を立て直すことを美世に誓う。清霞と美世は手続きを行い、正式に婚約者となった。いずれ、本家に挨拶する日も来るだろう。美世は、清霞にふさわしい妻になるよう努めなければと思うのだった。
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わたしの幸せな結婚 第08話

わたしの幸せな結婚 第08話

第8話 悪夢と不穏な影と/亡くなった異能者達の墓地「オクツキ」が暴かれたという。国に未曾有の危機が迫る中、帝の第二皇子・堯人に天啓が降りた。対異特殊部隊全体の指揮を執る大海渡、辰石家の新たな当主となった長男・一志とともに堯人に謁見した清霞が告げられたのは、命を賭した戦いが始まろうとしていること、そして…。
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わたしの幸せな結婚 第09話

わたしの幸せな結婚 第09話

第9話 夢に溺れて/連夜の悪夢に身も心もやつれ、街中で倒れてしまった美世。レッスンの時間も減らされ、葉月のような淑女には到底なれそうもない。清霞は心配するが、忙しい任務のさなかに自分のことで煩わせたくないという思いから、美世は本当のことを相談できずにいた。一度、結婚で失敗した葉月は、美世に自分のような“後悔”を味わって欲しくないと願うのだが……。
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わたしの幸せな結婚 第10話

わたしの幸せな結婚 第10話

第10話 夏の桜、そして過ち/美世を連れて薄刃家へと乗り込んだ清霞を迎えたのは、鶴木と名乗っていた薄刃新だった。そこへあらわれた、薄刃家当主にして美世の祖父・義浪。彼らは、美世に異能の力が目覚めようとしていることを伝えるとともに、悪夢から解放するための交換条件を突きつける。それは、美世を薄刃家に引き渡すことだった。清霞は、断固拒絶するが……。
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