もののがたり 第12話(最終話)

もののがたり 第12話(最終話)

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第12話 花明/武具一式を一単位の器として生まれた異例の付喪神にして、京都三大付喪神の一角、大具足の『挂』が兵馬の前に姿を現す。あっけなく押し負ける兵馬に対し『唐傘』の名を出して煽る『挂』。戦闘が激化する中、『薙』と『硯』が駆けつけ事態は一時収束する。『挂』の目的は噂の渦中にある兵馬に挨拶をすることであった。
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もののがたり 第01話

もののがたり 第01話

第1話 兵馬/付喪神を、常世へ還す生業--“塞眼”。塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主である兵馬は、付喪神を手当たり次第に封じてしまう問題児。見かねた現当主であり祖父の造兵に、荒療治として付喪神と共棲する長月家への居候を命じられる。「一年間の居候を果たさなければ塞眼の資格を剥奪する」と告げられ、しぶしぶ長月家のある京都に向かうことになった兵馬。
もののがたり 第02話

もののがたり 第02話

第2話 汀線/長月家の付喪神“婚礼調度”との戦闘の最中、家主の長月ぼたんが帰宅。兵馬と衝突する“婚礼調度”を叱るぼたん。人と付喪神の距離の近さを目の当たりにした兵馬は、ぼたんが“婚礼調度”にたぶらかされているのではないかと誤解してしまう。ぼたんを案ずる思いから、目を覚ますように諭す兵馬。
もののがたり 第03話

もののがたり 第03話

第3話 溢流/長月家への居候を続行するために、3日以内に“婚礼調度”へ歩み寄ることを条件に言い渡された兵馬は、無事『薙』『鏡』『硯』3名の支持を得ることに成功した。特にぼたんへの想いが深く警戒心の強い『結』との関係修復を心配する薙たちを他所に、兵馬は『結』の塞眼代行の務めに同行することに。ギクシャクした雰囲気の2人の前に…。
もののがたり 第04話

もののがたり 第04話

第4話 密契/長月家の付喪神『薙』『鏡』『硯』『結』『匣』『羽織』、“婚礼調度”全員の支持を得られた兵馬。改めてぼたんにこれまでの非礼を詫び、居候の権利を無事獲得する。和やかな雰囲気で、握手を交わし和解する最中、“婚礼調度”たちに呼び出される2人。中央に『寿』の酒樽・「旦那様候補ご来臨」と書かれた断幕がかかる居間に通され、困惑する兵馬。
もののがたり 第05話

もののがたり 第05話

第5話 疑惑/付喪神『灰均』からぼたんを守った兵馬は、ぼたんをつけ狙う付喪神を警戒し、塞眼秘伝の御札を屋敷の周囲に貼り回ってしまう。しかし長月家には『匣』の強力な結界があり、御札は不要であると『薙』に諭され回収に向かうことに。街中で御札を剥がす兵馬のもとに、内部調査や諜報活動を主な仕事とする新たな付喪神『袿』と『煽』が現れる。
もののがたり 第06話

もののがたり 第06話

第6話 牡丹/『煽』から聞いた“憑坐”という言葉の意味を確かめようとぼたんに「付き合って欲しい」と告げる兵馬。びっくりしたぼたんは逃げるように走り去ってしまう。『羽織』は、ぼたんを守るため秘密を知りたがる兵馬に、ぼたんを尾行するデートを持ちかける。そこで兵馬が目の当たりにしたのは…。
もののがたり 第07話

もののがたり 第07話

第7話 胎動/秘密を知ったにも関わらず変わらない兵馬の態度に、安心するぼたん。距離がぐっと縮まった2人の関係に喜ぶ『羽織』と『鏡』。婚礼調度のぼたんへの“想い”に触れて付喪神に対する認識が徐々に変化しつつある兵馬であった。そんな中、岐と長月家の関係性を調査していた諜報員の『煽』が言伝を持って再び現れる。
もののがたり 第08話

もののがたり 第08話

第8話 境涯/京都守護代表・門守大樹からの「婚礼調度を封印しぼたんを排除してほしい」という依頼を断った兵馬。大樹は力でねじ伏せようと、次々と傀儡符のついた付喪神を繰り出し、兵馬を攻撃する。難なく封印していく兵馬であったが、人間に敵意がなかったはずの見知った付喪神『薬研』の登場に動揺してしまう。
もののがたり 第09話

もののがたり 第09話

第9話 怪火/無事、大樹から認められことなきを得た兵馬は、ぼたんと共に京都を散策することに。『唐傘』によって兄姉が殺され全ての付喪神を憎んでいた兵馬であったが、徐々に認識に変化が現れているとぼたんに告げる。想いを打ち明け、さらに距離が縮まる二人であった----。
もののがたり 第10話

もののがたり 第10話

第10話 眩耀/『結』との噛み合わない連携により、『挽切』に大ダメージを与えることに成功した兵馬。壊れかけの『挽切』は器の役割に従って生きているにもかかわらず仕打ちを受けることに納得がいかないと主張する。器にこだわり己を生きようとしない『挽切』に、現世に生きる資格はないと告げる門守は、情けをかけることなく『挽切』を処分するのだった。