天幕のジャードゥーガル

天幕のジャードゥーガル

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少女と妃。復讐の絆で結ばれた二人が、地上最強の帝国に嵐を起こす。母を亡くし、故郷からも遠く引き離された幼い少女・シタラは、学者一家の心優しい奥方・ファーティマに拾われる。「勉強して賢くなれば、どんなに困ったことが起きたって何をすれば一番いいのかわかるんだ」ファーティマの息子・ムハンマドの言葉に心を揺さぶられたシタラは、“知”の可能性と大切さを知り、教養を深めていく。いつの日にか、ムハンマドに追いつくことを夢見て……。その頃、皇帝チンギス・カンによる地上最強の「モンゴル帝国」が日に日に勢力を拡大していた。その歴史のうねりは、ついにシタラの住む街をも巻き込んでいく。帝国の第四皇子トルイによってすべてを奪われ捕虜となったシタラは、ただ一つ残った“知恵”を駆使して王族に取り入り、帝国を内側から崩壊させようと決意する。心に復讐の炎を宿しつつ、表向きは帝国に仕える身となったシタラはある日、第三皇子オゴタイの第六妃ドレゲネと運命的な出逢いを果たす。彼女もまた壮絶な過去を抱え、心の内に帝国への深い恨みを秘めていた。シタラとドレゲネ。出逢うはずのなかった二人が手を取り合うとき、運命が大きく動き始める。

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天幕のジャードゥーガル 第01話

天幕のジャードゥーガル 第01話

≪第1幕≫ 天にあるもの 地にあるもの/1213年、イラン東部の都市トゥース。母を亡くし、故郷からも遠く引き離された幼い少女シタラは、学者一家の心優しい奥方・ファーティマに拾われる。最初は故郷に帰るために勉強を嫌がり逃げ出そうとしたシタラだが、ファーティマの息子で学者を目指すムハンマドから…。
天幕のジャードゥーガル 第02話

天幕のジャードゥーガル 第02話

≪第2幕≫ サファルに咲く薔薇/ムハンマドが故郷を旅立って8年後。モンゴル帝国の第四皇子トルイ率いる軍が、シタラたちが暮らす都市トゥースにまで侵攻。屋敷を急襲したトルイは、ファーティマが大切にしていた写本「原論」を奪い、街を焼き討ちに。モンゴル軍の捕虜となり絶望の淵に突き落とされたシタラのもとに、モンゴル軍の通訳を行う少年シラが接触してくる。
天幕のジャードゥーガル 第03話

天幕のジャードゥーガル 第03話

≪第3幕≫ 消しえぬ炎/シラは自らの出世のため、教養があるシタラをトルイに紹介したいと訴える。シタラは「原論」が奪われファーティマが殺された理由を知り、大切な「原論」を取り戻すことだけが自分にできることだと悟る。それは、自分からすべてを奪ったモンゴル帝国への復讐の狼煙でもあった。トルイに謁見したシタラは自らを「ファーティマ」と名乗る。
天幕のジャードゥーガル 第04話

天幕のジャードゥーガル 第04話

≪第4幕≫ 炉の主(オッチギン)/トルイの正妃ソルコクタニの元で「原論」の指南役となったシタラは激しい憎悪を抱えながらも、表向きは従順な側近を演じながら機をうかがう。数年が経ち、すっかりソルコクタニの信用を取り付けた折、皇帝チンギス・カンが崩御する。政治体制が大きく変わるなか、シタラに思いもよらぬ命令が下る。
天幕のジャードゥーガル 第05話

天幕のジャードゥーガル 第05話

≪第5幕≫ 蛇のまだらは外側に 人のまだらは内側に/ソルコクタニの密命を受け、対立の火種になりうる第二皇子チャガタイの動向を探ることになったシタラ。シラの協力もあり、無事に手はずを整える。だがその矢先、偶然持っていた「ジャダ石」をきっかけに第三皇子オゴタイの第六妃ドレゲネに窃盗の嫌疑をかけられ、追及されてしまう。
天幕のジャードゥーガル 第06話

天幕のジャードゥーガル 第06話

≪第6幕≫ メルゲンの民/ドレゲネはモンゴル帝国に恨みを持つシタラを信用し、自らの哀しい過去を語り始める。遡ること25年前。年の離れたメルキト族の長・ダイルに嫁いだドレゲネは、ダイルの娘クランたちと心を通わせる。だが平和な日々もつかの間、チンギス・カン率いるモンゴル族に襲撃され、ダイルは苦渋の決断を下すのだった。
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