異世界黙示録マイノグーラ～破滅の文明…
心優しき邪神と、魔女たちが紡ぐ建国の物語。ファンタジー世界を舞台にした国家運営シミュレーションゲーム、『Eternal Nations』。ユーザーランキング一位を獲得した伝説のプレイヤー・伊良拓斗は、入院中に意識を失う。気が付くと拓斗は、まるでゲームの中のような世界、イドラギィア大陸に降り立っていた--そこに現れたのは、『Eternal Nations』で拓斗が最も愛用していたユニット、≪汚泥のアトゥ≫。アトゥから「すべてを覚えている」、と告げられた拓斗はある決心をする。「--僕たちの国を作ろう。僕と、君だけの王国を」アトゥと共に、邪悪国家である≪マイノグーラ≫を建国することを決めた拓斗。個性豊かなダークエルフたちを国民とし、この世界ではチートとも言えるゲームシステムを利用しながら、英雄・アトゥと共に国家運営を進めていく--。
異世界黙示録マイノグーラ～破滅の文明で始める世界征服～ 第01話
第1話 New Game／伊良拓斗は気が付くと、ファンタジー世界のような森の中にいた。そこで拓斗は自分がプレイしていたゲームのキャラクター、「汚泥のアトゥ」と出会う。「----僕たちの国を作ろう。僕と、君だけの王国を」まずは引き籠もって、密かに情報収集を行いたい拓斗。しかし、この世界の住人であるダークエルフの一団と出会ってしまい……。
異世界黙示録マイノグーラ～破滅の文明で始める世界征服～ 第02話
第2話 マイノグーラの樹立を宣言しよう／拓斗はダークエルフの賢者、モルタールと会談を行う。森の中を安住の地としたいモルタールと、すぐに出ていって欲しいアトゥで、意見は真っ向から対立。このまま交渉は決裂するかと思われたが--。「ねぇ、君たち--僕の国民になってよ」拓斗の予想外の一言。天才ゲームプレイヤー、イラ＝タクトの戦略とは……！？
異世界黙示録マイノグーラ～破滅の文明で始める世界征服～ 第03話
第3話 内政の時間がやって参りました！／大呪界から災厄の予兆を感じ取っていた「華葬の聖女」ソアリーナの命により、拓斗たちの住む大呪界へ聖騎士が派遣されることに。一方拓斗たちは、マイノグーラを強力な国家とするため、会議を行っていた。食糧問題を解決するため、アトゥが用意してきたものは、「人肉の木」というとんでもないもので……！？
異世界黙示録マイノグーラ～破滅の文明で始める世界征服～ 第04話
第4話 人生とはままならぬものですね／拓斗たちマイノグーラは、順調に国力を増強させており、新たな英雄「全ての蟲の女王イスラ」の召喚準備も整い始めていた。一方、聖騎士ヴェルデルと聖騎士ローニアスは、大呪界を調査するため、傭兵を引き連れ暗黒大陸へと向かっていた。「これが呪われし森、大呪界……」マイノグーラと聖騎士たちが、今、邂逅する--。
異世界黙示録マイノグーラ～破滅の文明で始める世界征服～ 第05話
第5話 お目当ての化け物ですよ／争いを避けたいと願うマイノグーラの意思とは裏腹に、聖騎士たちとの戦いが始まってしまう。聖騎士ヴェルデルは、アトゥを魔女と同類だと判断し警戒を強める。ヴェルデルとローニアスの聖剣技により、触手を切り落とされるアトゥ。「あと二本。あと二本ぶった切れば、俺たちの勝ちだ」戦いは激化し、徐々にアトゥは追いつめられていくが……。
異世界黙示録マイノグーラ～破滅の文明で始める世界征服～ 第06話
第6話 王さまは悪い人？／アトゥはある日、王である拓斗のお世話係が不在であることに気付く。「話しやすい子がいい」という拓斗たっての希望により、お世話係の候補者として少女たちが集められる。そこに残った最後の候補者である双子の少女、メアリアとキャリア。「確かに聡明ではありますが、少々問題が……」モルタールが懸念する双子には、ある壮絶な過去があり……。
異世界黙示録マイノグーラ～破滅の文明で始める世界征服～ 第07話
第7話 お友達になってください！／フォーンカヴンの使節団と遭遇したアトゥたち。一触即発の空気を破ったのは、杖持ちの少年、ペペだった。その後、拓斗との面会が行われるも、終始自由奔放に振る舞うペペ。「はじめまして！ ぜひお友達になってください！」コミュニケーションが苦手で、友人のいない拓斗は無事に友達を作ることができるのか……！？
異世界黙示録マイノグーラ～破滅の文明で始める世界征服～ 第08話
第8話 なんと人間的行為！／メアリア、キャリアが、ドラゴンタンの視察に行くことになる。護衛として紹介された衛生兵たちの異様な様子に、不安でいっぱいのキャリアで----。「ようこそ、ドラゴンタンへ」都市長アンテリーゼに案内され、ドラゴンタンを見て回る双子たち。メアリアが街の人々から感じ取ったのは、「恐れ」という不安の感情だった。
異世界黙示録マイノグーラ～破滅の文明で始める世界征服～ 第09話
第9話 もうとっくに寝る時間ですよ／ドラゴンタンは蛮族たちに襲われており、陥落も時間の問題という状況になっていた。拓斗は、アトゥをドラゴンタンに派遣。その代わりに新たな英雄「全ての蟲の女王イスラ」を召喚し、防衛の要とすることを決めた。「--ついに生まれるのですね、新たなる英雄が！」果たして、英雄イスラとはどのような存在なのか……！？