唐朝詭事録＜とうちょうきじろく＞-T…

字幕／第21話 棺の中にあるもの／費鶏師は慧娘の骸が包まれていた布から薬材のにおいを嗅ぎ取る。それらの劇薬を使いそうな人物は、費鶏師のかつての兄弟子・孟東老（もうとうろう）のみ。孟東老はかつて費鶏師と共に医術を学んでいたが、あることで破門され橘県へ。衆生堂を開業してからは名医と評判だったが、1年前に他界している。盧凌風は意を決し…。

字幕／第22話 邪神に支配された街／県尉の任を解かれた盧凌風は1人で旅に出る。蘇無名は新たに寧湖の司馬に任命されるが、寧湖に着くと、民はダ神（だしん）という神を崇め、ダ神教の領司・沈充（しんじゅう）に言われるがままに金銭を納めていた。だがダ神を崇めない者もいて、寧湖商会の陸咏（りくえい）はその1人だという。

字幕／第23話 刺史の娘／陸咏が役所に提出した「ダ神教実録」は、李鷸がダ神教の悪行を詳細に記したものだった。沈充はその巻物を既に1部所持していたが、李鷸の娘・櫻桃（おうとう）も同じ物を持っているのではないかと考え、刺客を差し向ける。櫻桃の元には弔問に訪れた蘇無名も居合わせていたが、危ういところで何者かが部屋に飛び込んできて2人を助ける。

字幕／第24話 床下の抜け道／蘇無名は李鷸の棺を開けさせ、亡骸が本人でないことを人々に示す。一方、李鷸の別荘を調べていた盧凌風は、床下に抜け道を見つけ、地下の広大な部屋で巨大なワニに襲われる。とっさにそこにあった棺の中に逃げ込むが、その中には美しく装った娘の亡骸が…。その額の花鈿は、李鷸の部屋に落ちていた物と同じだった。

字幕／第25話 父と娘／3年前に都で李鷸に会った裴喜君の話から、蘇無名は寧湖に刺史として赴任した男が李鷸に成り済ました別人だったことを確信する。その男と櫻桃が親子であることは間違いない。蘇無名は姿を消した櫻桃を見つけ出し、その父親・チョ蕭声（ちょしょうせい）と対面。「ダ神教実録」の最後の1部を受け取り、ダ神神教に正義の裁きを下すべく行動を開始する。

字幕／第26話 生き神の正体／年に一度の大典を祝うため、蘇無名は寧湖の官吏らと共にダ神島に渡る。神殿の赤いとばりの向こうには、果たして巨大なダ神の影が。蘇無名は祭壇の前で「ダ神教実録」に記されたダ神教の悪行を告発し、沈充さえ知らなかったダ神の正体を明らかにする。皆が動揺する中、ダ神の姿を隠していたとばりを盧凌風が切り落とすと、そこには…。

字幕／第27話 毒を含む花／蘇無名は洛州の長史に任命されるが、それは勅命でなく公主の意向だった。洛州の大都市・洛陽では人面花という肌を若返らせる花がもてはやされていたが、それを使った娘たちが81日目に次々と変死。その花を、洛陽を訪れていた公主も使ってしまったというのだ。ほどなく人面花を売っていた異国の女の居場所が分かるが…。

字幕／第28話 100年生きた女／乾歳客桟（けんせいかくさん）という宿の女将・胡十四娘（こじゅうしじょう）は人面花を持っていると言って盧凌風を部屋に誘う。一方で蘇無名は、同じ宿で自害した女売人の遺体を検視するが、その女は突然息を吹き返して逃走。女将の部屋に入った盧凌風は青銅の鎧の悪鬼に襲われるが、危ういところを黒装束の男に救われる。

字幕／第29話 客桟の刺客／盧凌風は公主に複雑な思いを抱いていたが、蘇無名に諭されて再び捜査に協力することを誓う。乾歳客桟を訪れた2人はまたもや青銅の悪鬼に襲われるが、櫻桃らの助けを得てこれを捕縛。胡十四娘がある男から2人連れの客を殺すよう依頼されていたことを聞いて、蘇無名と盧凌風は自分たちが人違いで襲われたことに気づく。

字幕／第30話 薬草の庭／費鶏師は手に入れた人面花を使って解毒薬を作ろうと試行錯誤していた。完成させるには、長らく売買が禁止されている豹黄（ほうこう）という薬草が必要だ。蘇無名と盧凌風は豹黄を取り扱っている店を探し出し、店主が洛陽の高官・李約（りやく）の館の者から豹黄を仕入れていたことを突き止める。だが、その館に向かう途中で刺客が現れて…。