アポカリプスホテル

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人類がいなくなり、長い年月が流れた地球。日本の首都・東京の銀座にあるホテル『銀河楼』では、ホテリエロボットのヤチヨと従業員ロボットたちが、オーナーの帰還と、再び人類のお客様を迎える時を待っていた。が--100年ぶりにやってきたお客様は、地球外生命体だった。次々に訪れる彼らの目的は、宿泊か、侵略か、はたまたどちらでもないのか……『銀河楼』の威信をかけたヤチヨたちのおもてなしが、今、始まる--
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アポカリプスホテル 第01話

アポカリプスホテル 第01話

第1話 「ホテルに物語を」/ようこそ、ホテル『銀河楼』へ。私、当ホテルに勤めております、ホテリエロボットのヤチヨと申します。皆様に最高の時間を過ごして頂けるよう、従業員一同、心よりお待ちしております。が、待ち続けて100年が経ちました。しかし、私どもは決して準備に手を抜いたりはいたしません。常にすべてを最高の状態に。浴室の備品一つに至るまで。
アポカリプスホテル 第02話

アポカリプスホテル 第02話

第2話 「伝統に革新と遊び心を」/ホテリエロボットのヤチヨです。『銀河楼』に約100年ぶりのお客様がいらっしゃいました。のですが……どうやら地球の方ではないようです。地球外生命体のお客様は初めてですが、当ホテルの名を汚すわけにはまいりません。ご満足いただけるよう精一杯つとめさせて頂きます。
アポカリプスホテル 第03話

アポカリプスホテル 第03話

第3話 「笑顔は最高のインテリア」/ホテリエロボットのヤチヨです。地球外生命体のお客様がチェックアウトされました。これを機に、地球人のお客様も戻ってきて頂けると嬉しいのですが……。と、思って50年、ついに戻ってこられました! それもご家族で! これでようやくオーナーとの約束を果たすことができます!
アポカリプスホテル 第04話

アポカリプスホテル 第04話

第4話 「食と礼儀に文化あり」/タヌキ星じ……ホテリエのポン子です!『銀河楼』で働くことになりました! ウチ の家族しかお客様はいませんが、とっても楽しい職場です!地球のホテルでは、その場所ならではの『特別な何か』があるとお客さんが喜んでくれると教わりました。『何か』にはいろいろあるみたいだけど、ポン子にお手伝いできることないかなぁ……。
アポカリプスホテル 第05話

アポカリプスホテル 第05話

第5話 「限りある時間に惜しみないサービスを」/ホテリエロボットのヤチヨです。私ども『銀河楼』の従業員一同は、顧客満足度最高のホテルを目指すためにも、出来る限り速やかに、お客様のご要望にお応えしたいと思っております。が……状況次第では、少しだけお時間を頂くこともございます。……少しだけというのはどの程度か、でございますか? それは----。
アポカリプスホテル 第06話

アポカリプスホテル 第06話

第6話 「おもてなしにはうらもなし」/ホテリエロボットのヤチヨです。ホテルにお越し頂くお客様は、一泊から長期滞在まで、様々な形でのご利用をなさいます。ただ一つ共通しているのは、いつか必ずチェックアウトされるということ。ポン子さんのご家族も例外ではございません。それがホテルというものです。そしてまた、新しいお客様がいらっしゃる。
アポカリプスホテル 第07話

アポカリプスホテル 第07話

第7話 「お辞儀は深く志は高く」/ホテリエロボットのヤチヨです。ほんの少しずつですが、『銀河楼』にお客様がいらっしゃるようになりました。しかしここで立ち止まってはいけません。どれだけお客様に満足頂いても、私どもが現状に満足してはならないのです。オーナーが居た時のように、いえそれよりも『銀河楼』に多くのお客様がいらっしゃるよう、攻めの一手を…。
アポカリプスホテル 第08話

アポカリプスホテル 第08話

第8話 「おしおきはグー!なかなおりはパー!」/支配人代理の代理の代理のポン子です。『銀河楼』からヤチヨちゃんがいなくなってずいぶん経ちました。おばあちゃんが「ヤチヨちゃんはいつもお空で見守ってるよ」って言うけど、ほんとは近くでもっといろいろ教わりたかったし、いっぱいお話して、笑って、たまにはケンカとかしたかったな……。
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