あいつが上手で下手が僕で -巡巡決勝篇-
国内最大級の漫才賞レースである『38ファンタジスタ』、通称“パチファン”。結成15年までの芸人がプロアマ問わず出場できるこの大会、今回のエントリー数は過去最多の約1万組！ 予選は3回戦まで終了し、“元”湘南劇場の芸人7組の内、6組が3回戦を突破！ その中の一組『エクソダス』は新天地・大阪で……なんと大活躍していた。ネタに磨きをかける時浦（荒牧慶彦）と、師匠・先輩たちに可愛がられ結果を残す島（和田雅成）。芸人ひしめく大阪で劇場メンバーにも選ばれ、テレビ出演も増加と順風満帆。しかし--時浦「僕たちには何かが足りない…」島「準々決勝直前になんやねん！」人生を賭けた大舞台直前。二人に暗雲が…これは、パチファン準々決勝までの、8日間の物語。
あいつが上手で下手が僕で -巡巡決勝篇- 第01話
＃1／落ちこぼれ芸人たちの島流し先だった通称“遭難劇場”こと湘南劇場の閉鎖から半年、活動拠点を大阪に移したエクソダスが目指すのは優勝賞金1千万円、一夜にしてお笑い芸人の人生を変える夢の賞レース『パチファン』。3回戦を突破して勢いづくエクソダスは8日後の準々決勝に全てを懸けようとするが、急きょロケ番組のオファーが舞い込み…。
あいつが上手で下手が僕で -巡巡決勝篇- 第02話
＃2／『パチファン』準々決勝を7日後に控えたエクソダス。時浦（荒牧慶彦）と島（和田雅成）はひょんないきさつからネタ番組のオーディションに参加することになったものの、パチファンに専念するためにも正直、受かりたくない時浦。一方、同じオーディションに参加したノノクラゲはパチファンもネタ番組も全力投球。
あいつが上手で下手が僕で -巡巡決勝篇- 第03話
＃3／準々決勝を6日後に控えたエクソダス。パチファンに専念したい時浦（荒牧慶彦）の知らないところで島（和田雅成）が佐渡（土佐和成）に呼び出され…。“ラストイヤー”のラストワルツは今年は勝ち負けにこだわらず、自分たちの漫才に徹するという岬（和田琢磨）。岬のスカした態度が気に入らないねあんでる黒旗（中尾暢樹）は…。
あいつが上手で下手が僕で -巡巡決勝篇- 第04話
＃4／遊園地での営業に対し、ネタを試せるなら…と覚悟を決め現場入りした時浦（荒牧慶彦）と島（和田雅成）だが、ふたを開けてみればまともに漫才をやらせてもらえず。支配人の無茶な要求に我慢できない時浦は猛反発。一方、現多（陳内将）と天野（梅津瑞樹）は依頼を正面から打ち返そうとする。気持ちが理解できない時浦は…。
あいつが上手で下手が僕で -巡巡決勝篇- 第05話
＃5／ノノクラゲとロングリードは街ブラ番組のロケに参加するが、大御所のせいでロケが押しまくり…。漫才稽古がしたい湾野（橋本祥平）はイライラしてくらげ（大平峻也）と衝突。犬飼（田中涼星）や東雲（溝口琢矢）がとりなすも、現場はピリピリムード。エクソダスも、今になって時浦（荒牧慶彦）が新ネタを試し出し、島（和田雅成）も困惑。
あいつが上手で下手が僕で -巡巡決勝篇- 第06話
＃6／エクソダスは雑誌の取材現場でねあんでる黒旗（中尾暢樹）千波（木津つばさ）と再会。元湘南劇場組の特集らしいが、タイミングの悪いことにエクソダスの雰囲気は過去最悪。時浦（荒牧慶彦）に島（和田雅成）が「ネタで売れて手柄全部欲しいんやろ」と言ってしまってから口を利いていないのだ。さらにインタビュー中には思わぬ知らせが--。
あいつが上手で下手が僕で -巡巡決勝篇- 第07話
＃7／出番を明日に控えたエクソダスは、ロングリードと一緒に湘南劇場跡地に建ったスケートパークへ。感慨に浸る時浦（荒牧慶彦）と島（和田雅成）とは対照的に、準々決勝でウケまくったロングリードの湾野（橋本祥平）と犬飼（田中涼星）は上機嫌に前祝い。「僕ら、今年のパチファンにめっちゃ懸けてたんで」。やがて結果発表の時間がやってきて…。
あいつが上手で下手が僕で -巡巡決勝篇- 第08話（最終話）
＃8／時浦（荒牧慶彦）の感じる“足りないもの”を探す8日間が過ぎ、ついに準々決勝。時浦と島（和田雅成）は緊張の面持ちで控室へ。ラストワルツは岬（和田琢磨）が“かかって”しまい大ピンチ。高砂（染谷俊之）は「秘策がある」というが--。現れたのは元相方・南雲（植田圭輔）！ ラストワルツは舞台に立てるのか、エクソダスの“足りないもの”とは！？