オレは死んじまったゼ!
柳楽優弥が自身初の“幽霊”役で気鋭の監督・長久允と初タッグ!幽霊たちの“生きざま”を優しく、切なく、ユーモラスに描く。ある日、ゴミ収集車にひかれて死んでしまった場末のクラブのホスト・桜田和彦(柳楽優弥)は、気が付くと事故現場で自分の遺体を見つめる幽霊になっていた。周りの人間には自分の声は聞こえず、姿も見えていないことに気付いた桜田は、やがて街で幽霊の桃山(賀屋壮也)に出会うと、彼らがシェアハウスのように住んでいるそば店の2階へ連れて行かれる。そこには桃山に加え、元看護師の幽霊・佐々木咲(川栄李奈)、女子高校生の幽霊・凛(長澤樹)、幽霊暦およそ400年の千利休(三遊亭好楽)が暮らしており、そば店の主・四ノ宮(草村礼子)は人間にもかかわらずなぜか彼らの存在を感じ取れるのだった。桃山の誘いにより5人目の幽霊として彼らと生活をともにすることになった桜田は、幽霊としての“ルール”を教わるべく、深夜の地下の駅へと出向くのだが……。