しょうもない僕らの恋愛論

第1話／40代独身の筒見拓郎（眞島秀和）はデザイン事務所で20年働くデザイナー。最近は後輩の面倒を任されることも多くなり「仕事も人生もこのままでいいのか？」と漠然とした不安を抱えている。そんなある日SNSから「友達リクエストがあります」と通知が入る。差出人は20年前に想いを寄せた大学の同級生、谷村安奈だった。

第2話 ／20年前に愛した大学の同級生、谷村安奈が亡くなったことを、安奈の娘・谷村くるみ（中田青渚）から告げられた筒見拓郎（眞島秀和）。「会ってみたかったんです。母が好きだった人に」というくるみの言葉が、頭から離れない。そんな中、くるみと共に、昔、安奈と行ったバッティングセンターに行くことに。

第3話 ／拓郎（眞島秀和）から、20年前に想いを寄せた安奈の前から姿を消した理由を明かされたくるみ（中田青渚）。そんなある日、同級生からバンドのイラストを描いてほしいと頼まれる。彼女が、ふと“人生のバイブル“である漫画家・ワカタマコのマンガを手に取ると、背表紙に「装丁・筒見拓郎（眞島秀和）」の文字を見つける…。

第4話 ／突然現れた大嫌いな父・平尾研二（橋本じゅん）から、「一緒に暮らそう」と言われた谷村くるみ（中田青渚）は、思わず筒見拓郎（眞島秀和）に電話をする。やってきた拓郎のおかげで、くるみは笑顔を取り戻し、両親が離婚していることを打ち明ける。一方、森田絵里（矢田亜希子）は、部下の堀江（古舘佑太郎）から…。

第5話 やっと言えた「好きだった」／谷村くるみ（中田青渚）の同級生、小椋悠（木全翔也）と映画館でバッタリ会った森田絵里（矢田亜希子）。悠から唐突に筒見拓郎（眞島秀和）とは付き合わないのかと聞かれ、たじろいでしまう。20年以上、拓郎に片思いをしてきた絵里は、告白しようと試みたこともあったが、結局言えずにいたのだった。そんな中、絵里に…。

第6話 大切なものは一番近くにあった／ついに25年分の思いを筒見拓郎（眞島秀和）に伝えた森田絵里（矢田亜希子）。しかし、無言の拓郎の反応に耐えられず、思わずその場を立ち去ってしまう。拓郎が慌てて追いかけると、絵里は涙を浮かべていた。そんな絵里を、拓郎は思わず抱きしめるのだった。一方、谷村くるみ（中田青渚）は…。

第7話 大切なことをお互い話せているか／筒見拓郎（眞島秀和）と付き合うことになった森田絵里（矢田亜希子）は、拓郎の家で暮らすことになる。一方、谷村くるみ（中田青渚）は、父親の研二（橋本じゅん）から呼び出されていた。絵を描くことが好きなくるみに、研二はニューヨークに来ることを提案。学費についても、心配いらない、と言ってくれて……！？

第8話 自分の人生を後悔したくないから／自身が過去に装丁を手掛けていた漫画家・ワカタマコの展示フェアを訪れた筒見拓郎（眞島秀和）は、“ライバル”である若手クリエイターの仕事ぶりを目の当たりにする。さらに偶然同じ場所に来ていた谷村くるみ（中田青渚）と久しぶりに再会。くるみが美大にチャレンジすることを知り、拓郎も刺激を受ける。

第9話 友達じゃなく恋人になりたかった／森田絵里（矢田亜希子）が、筒見拓郎（眞島秀和）と暮らしていた家を出て、早2週間。自分よりも先に、安奈の娘である谷村くるみ（中田青渚）が拓郎の独立話を聞いていたことが引っかかり、拓郎の独立を素直に応援できない自分がいた。そんな中、拓郎から電話があり……！？

第10話 オレの中のしょうもないモン／森田絵里（矢田亜希子）と別れて3年。フリーのデザイナーとして忙しい日々を送る拓郎（眞島秀和）は、ある日、転倒し大けがをしてしまう。一方、20歳になったくるみ（中田青渚）は、出版社「由岳館」でのバイトを始め、いつか憧れの漫画家・ワカタマコに会いたい、という目標を持ちつつ、楽しく過ごしていた。